留学をする

Point 目的や語学レベル、期間などで選べる多彩なプログラムを活用
Point 年間およそ1,500人の学生が海外で学ぶ(2008年度実績)
Point 26カ国・地域、117校・機関から留学先を選択できる
Student's Voice

異文化での体験は全てが財産

勝見康央 さん(経営学部4回生)
2007年9月~2008年4月 立命館・UBCジョイント・プログラムに参加
(2009年4月1日掲載)

小学生の頃から海外に興味があり、高校時代にも1度の留学を経験。立命館大学に入学後も、海外に対する情熱は冷めることなく、早速、国際センターで情報収集をしました。そして、さまざまなプログラムの中から、自分の求める条件と重なる立命館・UBCジョイント・プログラムに参加することを決意しました。留学先であるカナダのバンクーバーが、世界で2番目に暮らしやすい都市だということ、英語圏だということ、8カ月間という長期留学であるということが決めてでしたね。

いざカナダに着き、ブリティッシュ・コロンビア大学(UBC)に来てみると、キャンパスがBKCの3〜4倍も広くて驚きました。また、街並みや自然も美しく、すぐにカナダに対して好印象を持つことができ、参加の意欲が湧きました。最初のうちは、英語を学ぶと同時に、宿題をするうえで必要となってくる基本事項やレポートの書き方など、これから海外で勉強していくためのベースを指導してもらいました。後期からは、現地の学生や他の国から来ている海外留学生と一緒に授業を受けることも多くなりました。

留学中は授業以外にも様々なことを経験。高校から空手をやっていたので、空手を通して現地の人たちと交流を深めたいと思い、課外活動として空手サークルに参加しました。また、課外プログラムで、英語を母国語としない人向けに現地の学生から英語を学ぶというプログラムにも参加しました。内容は文法や単語といった基本的なことをではなく、外国から来た学生同士がグループとなって即興で物語をつくり、劇をするといった内容でした。やはり、はじめは緊張しましたが、受身ではなく自ら積極的に活動をすることの大切さを、身をもって実感することができ、物事に対する積極的な姿勢が身につけられたと思います。

また、授業が終わってからも真っ先に寮に帰るのではなく、バスに乗って街を散策したりもしましたね。そして、冬休みが1ヶ月間あったこともあり、アメリカを横断することが出来ました。これら活動でも大学内の勉強ではない、貴重な体験が出来たと思います。また、出身国が違う学生同士の交流を深めるために、パーティーがたびたび開催されました。そこでは、エクアドル出身の留学生たちと友達になることができ、ここで知り合えた友人たちとは、現在でも連絡を取り合う仲になっています。

また、留学全体を通して、自分の視野の狭さに気づかされました。そして、色々なことに対するものの考え方が変わり、多角的な見方ができるようになったと思います。そんな意味でも留学は非常に意義のあることだと思いました。帰国後は、以前よりもさらに大学の正課授業をきちんと受け、勉強を頑張ろうという気持ちになりました。留学先の大学では「勉強を楽しくして欲しい!」という姿勢が先生から見え、そのおかげで、今では勉強が楽しく感じられるようになりました。

将来の仕事としては、英語を活かすことのできる航空関係や、途上国などで人助けが出来るような国際協力機構(JICA)に興味を持っています。生涯を通して、仕事に誇りを持ち、好きなことができたら良いと思っています。

立命館には留学をしてみたいと思っている学生がたくさんいると思います。もちろん、留学前にTOEIC®講座を受講したり、事前に勉強することは大切です。しかし、留学し、現地に着いてからは、ホームステイ先で勉強ばかりするのではなく、普段日本では見ることの出来ない街や環境に自ら飛び出すことが大切だと思います。

 

取材・文/犬塚直希(経済学部3回生)

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