ボランティアをする

Point 社会の一員としての責任感や積極性、協調性を身につける
Point 環境、国際、福祉など様々な分野でボランティア活動を実施
Point 何でも相談できる専門のコーディネーターがサポート
Student's Voice

周囲の人と協力する大切さを実感

山田うらら さん(生命科学部2回生)
地域活性化ボランティア「「こどもがつくるまち」サポートプログラム」に参加
(2009年4月1日掲載)

高校2年生の時に修学旅行の実行委員を務めており、とても大変で何回もやめたいと考ましたが、周りの人に「実行委員頑張って!」などの励ましの言葉をもらい、人のために何かすることの嬉しさを感じ、将来そのような仕事に就きたいと思うようになりました。そう思ったものの、実際に何をすればいいのか分からないでいました。そんな時、修学旅行先で知り合った方にボランティアを奨められ、将来の自分の近づくにはボランティア活動にチャレンジし、学ぶことが必要だと感じました。

大学入学後、さっそく「地域活性化ボランティア」を受講することにしました。この授業にはボランティアのプログラムがいくつも用意されており、その中から私は「「こどもがつくるまち」サポートプログラム」に参加しました。このプログラムは、京都市内の小学校で、こどもが市民となって好きな仕事に就き、チャキと呼ばれる独自の通貨でお給料をもらうというものです。その中で私は、京都市の全ての小学校や児童館、近くの商店街などに広報活動に回ること、こども達が開くレストランのサポート役をしました。この2つのうち、レストランのサポート役は時に大変でしたね。決められた期限の中で、できるだけこどもたちのやりたいようにやらせてあげるために、自分がどこまで助言してよいのか、そのラインを判断するのが難しかったですね。アドバイスをしすぎると、こどもたちは義務感を感じるだろうし、何も言わなさすぎると、方向性を誤ってしまいかねないので。

もちろん、大変なことばかりではなく、得たものもたくさんありました。まず、こどもたちの成長を間近で見れることが嬉しかったですね。初めのうちは、みんな自分中心に考えている部分が多かったんですが、時間が経つにつれて、お互いの事を考えられるようになっていきました。一生懸命なこどもたちの姿を見てさらにこどもが好きになりました。また、周囲の人と協力することの大切さも知りました。今までの私は、何でも1人でやってしまうタイプで、今回のプログラムでも困難な壁に当たった時は、1人で泣いてしまうこともありました。そんな悩んでいる私に気づいて相談にのってくれる人達の存在を知り、自分の中に周りの人にも頼っていいんだという余裕が生まれましたね。このプログラムを通じて一番自分が変わったと思える点は、心を広く持てるようになったことですね。

今後はオリター活動に挑戦してみたいと考えています。オリターの仕事は新入生のサポートという面で、私がやってきたボランティア活動と通ずる部分もあるので、ぜひチャレンジしてみたいです。また今後も時間があれば、ボランティアも続けていきたいです。ボランティアを苦だと考えている人がいるかもしれませんが、実際に経験してみると辛いことより楽しいことの方が多いので、ぜひ一度はチャレンジして欲しいと思います。

 

取材・文/木幡達也(経済学部3回生)

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