学生同士で学びあう

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Point リーダーシップ、コミュニケーション能力を磨く
Student's Voice

常に新入生目線
回生を越えて学びあう日々

川﨑唯登 さん(理工学部3回生)
2009年度 生命科学部・薬学部オリター団団長
(2009年4月1日掲載)

オリターになろうと思ったきっかけは、僕が1回生の時に担当してくれた先輩のオリターの存在です。その先輩を見ていて、オリターの活動のおもしろさ、やりがい、人をサポートする役割に魅力を感じ、憧れるようになりました。そして、自分も2回生からはオリターになろうと決意しました。2008年度からは、僕の所属していた理工学部化学生物工学科が生命科学部生物科学科に移ったので、新設学部の生命科学部・薬学部のオリターをすることになりました。初めは、「自分が先輩のオリターにしてもらったように新入生のサポートができるのか」という不安もありましたが、オリターの仲間たちと話し合いをすることで、少しずつ解決していきました。そして、2009年度は生命科学部・薬学部オリター全員をまとめるオリター団団長に就任することになりました。

オリターの役目は、新入生が充実した大学生活のスタートをきれるようにサポートすること。具体的なサポート内容は、勉強の仕方や生活面、課外活動についてなど、大学生活をスタートするうえで生じる様々な不安や疑問について、情報提供やアドバイスをすることです。さらに、新入生同士が交流し、仲間が作れるように様々な企画を考えたりします。このような活動のなかで、僕が自分の後輩に伝えるように努めていることは、「色々なことに積極的に挑戦して欲しい」ということです。自ら行動をおこさなかったことで後悔してほしくないので、是非積極的になって欲しいですね。

自分のしていることが「誰かのためになる」ということを実感できることが、オリターのやりがいです。特に、新入生が自分を頼りにしてくれて、質問や相談に来てくれたときがオリターをしていて一番嬉しい瞬間です。そうして新入生と仲良くなり、身近な後輩ができること、新入生同士が仲良くなってくれることで、オリターとしての活動がより充実したものになっていると感じます。また、新入生から得られるものも多く、日々、色々なことを教わっています。例えば、新入生の反応から自分たちの企画やプレゼンテーションの改善点を見つけることができました。そのため、いつでも新入生の目線を大切にした行動をするよう心がけています。

オリターの活動を通して自分自身が成長した点は、考え方が変わったことです。何事にも積極的に行動するようになりました。そして、行動した結果、それがたとえ失敗に終わってしまったとしても、失敗は次につながるチャンスだと捉えられるようになりました。失敗の原因を探し、改善をし、次へのステップにすることが大事なのだと。また、オリターの活動を通して、学部・学科・回生の垣根を越えて様々な人と知り合いになることができました。この点もオリター活動の大きな魅力です。仲間が増えたことで、大学生活がよりいっそう楽しくなったと感じています。

新入生の皆さん、大学ではぜひ色々なことにチャレンジしてみてください。自分から積極的に行動して、自分のやりたいことを見つけてください。

取材・文/山本志歩(経済学部3回生)


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