将来の自分を考える

Student's Voice

自分と向き合い、
自分のやりたいことを見つけ出そう

原田育子 さん(2009年3月文学部卒業)
2009年4月より 株式会社トライアンフ勤務
(2009年4月1日掲載)

高校2年生の夏休みにオーストラリアに2週間ほど研修に行き、今まで日本で見たり感じてきた文化とはまったく異なる文化に触れ、異文化に触れることの楽しみを知りました。その経験から大学に入ったら「マルチカルチャリズムについて勉強をしたい」という目標を持ち、卒業論文のテーマもこれにすると入学時点ですでに決めていました。また将来は、移民に関わる仕事をしたいと思っていたので、当初は日本語教師という夢を持っていました。そのため文学部のイノベーションプログラムを利用し、日本語教員養成プログラムを受講。マルチカルチャリズムと日本語教員の勉強のため、地域の人と直接触れ合うことをテーマにハワイ、カナダ、バリ島、マレーシアなどの海外にも足を運びました。

私は入学したときからこのように「自分のやりたいことや自分の意志」をしっかり持てていたので、
大学生活は「自分のやりたいことをするにはどうすればいいのか」というプランを考え、それを実行し、実行したことから生まれた課題を改善するためにまたどうすればいいかを考え・・・という風に常にPDCA(Plan Do Check Action)サイクルを意識し、行動していました。

例えば、私は大学生活の4年間で4回海外に行ったのですが、これもただ単に行った、やった、で終わらせたりはしませんでした。最初に訪れたハワイは自分の研究テーマであるマルチカルチャリズムを学ぶために、2番目のカナダではハワイで感じた英語力不足を補うために、3回目のバリ島は日本語教員という夢の実践として、4回目のマレーシアは、多文化における教育を学ぶために・・・など、それぞれの行き先で自分は何をしたいのかをしっかり考え目標を持って活動し、毎回反省から課題を見つけていました。そのためこれらの旅から得られるものはとても大きかったです。

また就職活動も2回生の冬からセミナーに参加するなど早くから行動を開始。目標が決まっていたからこそ「早く取り組もう」思い、行動しました。3回生では2社のインターンにも参加し、働くということを実際に感じることができました。このインターンシップでは、自分を客観視することが出来たので、自分に足りないものや、強みなどを知ることができ、自己分析の良い機会だったなと思います。

私の将来の目標はあくまでも移民に関わる仕事をすることです。そのためには自分に何が必要か、足りない能力を考え、就職を決めました。就職することが最終目的ではないので、これからも自分の夢に向かって走り続けていきたいと思います。

入学してきた時から、自分の中に「ぶれない軸を1本作っていた」ことで、私の大学生活や就職活動を充実したものに出来たと感じています。大学生活ではあれこれやりたいことがあると思いますが、何か1つでもこれは絶対達成するんだという目標を掲げて、行動してみて欲しいと思います。

取材・文/西岡優希(政策科学部3回生)

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