教師を目指す

Point 全学部(薬学部を除く)で教職課程を履修できる
Point 副専攻「教育学コース」や学校インターンシップにも参加可能
Point 教職支援センターが教員採用試験をバックアップ
Student's Voice

実際の教育現場に触れることで、
「教師への思い」を再確認

黒木太雄 さん(文学部3回生)
2008年6月~12月 学校インターンシップに参加
2009年度教員採用試験対策講座(2010年度受験用)を受講開始
(2009年10月5日掲載)

私が教師になりたいと思ったきっかけは中学生のときに受けた理科の授業でした。
単に教科書を読み進めるだけではない、聞いていて楽しいユニークな授業であったことから、私も生徒に楽しんでもらえるような授業をしたいと思い、教師を目指し始めました。

教師になりたいという思いはその後もずっと抱いており、大学の正課だけでなく実際に教育現場で学びたいと思い、2回生の夏休みを除く6月から12月までの半年間、長岡京市立第3中学校で学校インターンシップを体験しました。インターンシップには週1回参加し、主に社会の授業で補助を行い、生徒が考える際にアドバイスをしました。

また、数学の苦手な生徒に図を書きながら説明したり、授業だけでなく、朝のホームルームでの挨拶や、放課後に野球部の指導を行ったりもしました。体育大会や文化祭などの学校行事にも行きましたね。中学生は難しい年頃と言われたりもしますが、生徒と関わることは楽しかったです。また生徒から「説明がわかりやすかった」と言われたのも嬉しかったですし、自分の夢への励みにもなりました。
逆に、生徒を叱るときにまだ躊躇してしまうこともあったので、今後の課題としてこれから取り組んでいこうと思っています。

半年間のインターンシップを終え、3回生になってからはゼミでも実際の学校での授業を意識した講義が増えました。一度、実際の教育現場に出たことで、自分には何が足りないのかを意識することができ、授業やゼミの勉強にも力が入っています。
また、教師になるという夢を叶えるために、現在、教員採用試験対策講座を受講しています。講座では主に一般教養科目を勉強しており、来年からは面接対策も始まります。
講座を一緒に受けている友人と励まし合い、日々、良い刺激をもらっています。
最終的には保健体育の先生になりたいです。また高校野球の監督としてクラブ指導に関わり、甲子園を目指すことができたらいいですね。

教師を目指す人の中には、教育現場での苦労を耳にして教師になるのを諦めてしまう人もいるかもしれません。しかし、教師への熱い思いを大切にし、途中で諦めることなく教師を目指し続けたいですね。学校インターンシップでは、「生徒の精神的な成長を目の当たりにできる」という教師という仕事のやり甲斐を再確認できたと思います。そこで見つけた課題に前向きに取り組みながら、夢に向かって邁進したいと思っています。立命館大学では学校インターンシップや教員採用試験対策講座など、教員を目指す人への支援が充実しています。夢を掴むための手段をフル活用して、来年の試験に臨みたいですね。

取材・文/土山由衣(法学部3回生)

RS Webアンケート実施中