ベンチャービジネスに挑戦する

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Point 授業で起業を学ぶ
Student's Voice

夢の実現にむけて、
限界をつくらず挑戦したい

白石玲音 さん(経営学部3回生)
立命館大学BKCインキュベータ 第11期インターン生
(2009年11月5日掲載)

私は立命館大学に入学するまで、少し他の人とは違った経緯をたどってきました。
高校生の時にアメリカに渡り、自由で自立した生活スタイルに触れて刺激を受け、また私が普段から愛読している成功哲学書(ナポレオン・ヒル:「思考は現実化する」)との出会いから、自己実現について深く考えるようになりました。
そこから漠然と「起業」という道に惹かれていきました。ただ夢の実現に向けて、具体的に何をしていったらいいのか見い出せずにいました。

大学で様々な事を学ぶと見えてくるものがあると思ったので、そのまま残ってアメリカの大学へ進学を決めました。初めて家族と離れ、これまで接していなかったアメリカの食文化や生活文化に直に触れることができたことは大きな刺激でしたね。
しかしアメリカの大学を卒業できず、内定先の会社にも行くことができなかったので、日本に帰ってきてから「これからどうしたらいいのか」と真剣に悩む日々が続きました。

ベンチャー企業へ企業見学に行ったりもしましたが、父からの言葉で、もう一度、大学を受験することを決め、その頃には、将来、農業・環境関係の事業で起業をしたいと思っていたので、立命館大学への編入学を決めました。
BKC大学内にインキュベーション施設があるのも大きな魅力だったので、面接を経てインターンシップ生として活動を始めました。BKCインキュベータのインターン生は、電話応対や郵便物の仕分けなど日常業務の他、入居されている企業の皆さまが仕事を行いやすいような環境を作るよう心がけています。またそれ以外のプロジェクト業務では、学生に発信するための情報誌や、異業種企業の方たちが交流できる場としてのイベント開催に向けてメンバーと相談を行ったり、展示会やセミナーのお手伝いをしています。

私個人では、編入学以降、関東のベンチャーコンテストを見にいったり、ビジネスコンテストの合宿に参加したり、学内で行われたアイデアコンテストの出場者と交流を深めたりしてきました。色々と刺激をうけますし、同じ目的を持っている人と話していると、自分の中で「起業」に対して限界をつくっていたのだと感じさせられ、もっと自分の世界を広げることが必要だと思いました。

また様々な経験を通して、自分なりに考えながら動くようになりましたね。
思いついたアイデアも手帳に書き、見返すようにしています。
これからはアイデアを書いて満足するだけではなく、それを実践していくことが大切だと思いますし、インキュベーション施設では興味のある農業分野の仕事にも関わっていきたいですね。そして農業関連の分野で30歳までに起業したいです。「立命館大学」はそのための大きな準備室だと思っています。ベンチャービジネスに関わることで、社会に貢献する人材になっていきたいですし、そういった環境を作り出している所がベンチャービジネスの魅力ですね。

海外の大学は環境が整っていますし、学生がチャレンジしていることの目標も高いと思います。ただ同じ学生だと思うので、違いは気にせずに、どんどん挑戦してもらいたいですね。気持ちが集まると大きな力になります。私を含めて、夢をもった起業家がどんどん増えていってほしいですね。

 


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