前回、進化するBKCの様子を紹介しましたが、今回はその第2弾!! ★ 育友館 もともと産業社会学部の「小学校教員養成課程」を学んでいる学生が実習の多い小学校授業に対応する実践の場として建てられました。 「学校教育実習室1(表現実習ルーム)」― 地下1階には防音仕様の鏡面壁や弾性のある木床などを使ったダンススタジオがあります。ここは体育や音楽などの表現活動を伴う科目の実習のために作られました。中学校の体育ではダンスも必修になったことへの対応や音楽の授業も行われるので、隣接している準備室には世界の民族楽器が揃っています。授業のない時には演劇系サークルの使用など課外活動にも活用されています。 「学校教育実習室2(制作実習ルーム)」― 1階は図画工作や書道などができる教室です。彫刻等や絵画用具一式、電動糸鋸など、みなさんが小中学校の授業で使用経験のある道具は一通りそろっています。 「学校教育実習室3(実験実習ルーム)」― 2階は理科や家庭科など実験的な実習をする教室です。ここには様々な実験装置があり「生物・地理・物理・化学」全ての実験が可能。PC画面をプロジェクタで映写したボードに書き込みやパソコン操作のできる「インタラクティブ・ホワイトボード」も試験的に導入されました。また家庭科での調理は全てIHで行われていて育友館内の全ての教室にはプラズマ・ディスプレイと高精度のOHCが標準装備されています。学外では京都市内の「踏水会」と契約を結び、夏には水泳授業の実習が受けられます。
★ 以学館 今回、増設されたのには主に3つの目的があります。 まず紹介するのは、防音設備のついた音楽教育実習室。主に小・中学生向けの授業の実習に使われています。グランドピアノ1台、2人用の電子ピアノ「クラビノーバ」24台など、最新の設備や音楽で使う基本的な楽器が揃っています。教員が多数の受講生の練習状況を個別に管理できる「Music Laboratory(ML)システム」も導入。受講生個人の演奏の録音やMIDIデータの再生など、音楽活動全般に活用ができ、よりきめ細かな授業ができます。 約150席のラウンジを中心に、8人程のミーティングのできるルームが6室「Students Lab(以下Sラボ)」もでき、教職課程を学ぶ学生の支援施設として絵本コーナーもある「さんしゃPCラウンジ」や「コミュニケーション・ラウンジ」と、ラウンジが3ヶ所に増えたので、アクティブな学生のグループ活動・作業の場や学生のコミュニケーションの場が広がりました。 また、積極的に「メディア発信をしていこう」という試みで建てられたのがデジタル工房と呼ばれるメディア制作のための6つの施設。主に映像、CMの作成やプレゼンテーションに使われています。そのほか音楽・動画・Web編集・ラジオ録音ができる施設、ミニシアター教室、撮影スタジオなどによりアクティブな学びができるようになりました。将来的には、世界に映像などを発信できる場として期待されています。
● 立命館憲章の銘板 |
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