研究科紹介

留学体験記

奥島 滉さん(2016年4月入学 博士課程前期課程)

  • 留学先:ハンブルグ・ハールブルグ工科大学
  • 留学期間:2017年4月~2018年2月までの11ヶ月間

インタビュー

留学しようとしたきっかけ
日本語も通じず知り合いも誰もいない環境で自分がどこまでやっていけるか試してみたかった。
今後、社会に出てグローバルに活躍していきたいと思った際に競っていかなくてはならない海外の学生たちのレベルを肌で感じておきたかった。
文化も言葉も違う国での生活を通して自分の価値観や視野を広げたかった。
実際に留学してみていかがでしたか?
様々な国から集まる学生とのグループワークやディスカッションを通して彼らの知識や能力、勉強に対する取り組み方などを肌で感じ、また、その中で今の自分がどこまで通用するかを知れたことは非常に大きな財産であり、今後も自分の中での大きな原動力になると思います。また、それ以外の部分でも日本では経験できないようなことを数多く経験することができ、自分の人生において非常に価値ある一年を過ごすことができました。
留学中の授業や研究の面白さ・苦労した事
授業に関して一番苦労したのはやはり言葉の壁です。最初は何を言っているか全然わからないような状況でしたが、それは次第に慣れてわかるようになります。大変なのは英語で自分の意見を伝えるということで、むこうは学生が積極的に自分の意見を述べて教授や他の学生とディスカッションしていくという機会が非常に多いのですが、これは慣れだけではどうにもならなかったので、授業内で必ず一度は質問するようにするなど自分でプレッシャーを掛けて少しずつ改善に取り組みました。
先生や同級生はどうのような友達でしたか?
皆、非常にフレンドリーでとても良くしてもらいました。留学生向けのイベントなども多いので参加すると交流の輪が広げられます。マンガやアニメなどの日本の文化が思ったより浸透しており、日本に興味を持っている学生も多いです。
留学中の生活環境はどうでしたか?
基本的に何不自由なく生活できました。Amazonもありますし欲しいものはなんでも揃います。食事に関してもアジアンマーケットで調味料なども大概のものは揃えられるのであまり不便はありませんでした。ただ、お弁当など気軽に買える出来合いの物はあまりないので自炊に慣れてないと少し苦労するかもしれません。
留学での経験が帰国後どのように役立っていますか?
特に私の場合はこれまで留学経験がありませんでしたので、自分の中での価値観などは大きく変わりましたし、世界がぐっと身近に感じられるようになりました。今後の研究活動や、今日のグローバルな活躍が求められる社会において、あらゆる場面で留学の経験は発揮できると思います。
留学を検討している方々へのアドバイスやメッセージをお願いします。
少しでも留学を考えているのであれば是非、挑戦してください。もちろん、大変なこともたくさん経験しましたが、留学を通して得られる全ての経験が今後の人生における非常に大きな財産になると思います。そして、せっかく行くなら是非、一年行ってください。半年だと本当にあっという間で、色々とバタバタしてやっと慣れてきたという頃に帰国ということになり非常にもったいないです。