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高校 卒業式を行いました

2021.03.01

 3月1日(月)守山市民ホールにおきまして高等学校卒業証書授与式(以下:卒業式)を行いました。新型コロナウィルスの感染拡大予防対策を講じての実施のため、保護者の皆様の参列も制限され、内容も縮小しての実施になりました。
 寺田校長は式辞で「卒業証書は何かが終わったことの証明書ではなく、これから踏み入れる新たな大人への入場券であり、世の中に参加することの許可書でもあるのです」と激励を述べられました。卒業生の答辞ではコロナ禍に対しての悔しさを中止になった海外研修旅行や高体連などをあげながら「自分たちが最大限の努力をしても、コロナウィルスによって制限され、私たちが思い描く理想や期待を超えることができず、私たちの力でな到底及ばない未知のウイルスの脅威を思い知らされ、とても悔しかったことを覚えています」と述べました。加えて両親への感謝の気持ちも涙声で述べてくれました。
 短くなったことを感じさせなかったあたたかな卒業式。感謝の気持ちであふれて終わることができました。

 最後に今回、総長賞を受賞した森崎可林さんに受賞の思いを書いてもらいました。森崎さんは、パラ・パワーリフティング競技において日本記録を樹立。コロナ禍においても記録を伸ばし続け将来パラリンピックの出場を目指しております。その成果に対して総長賞が贈られました。ここに掲載したいと思います。


 この度は「総長賞」を頂き、驚きと共に大変感謝しております。
 私は2015年の春に立命館守山中学校に入学致しました。桜に吹かれながら、心を弾ませて初めての教室に入ったあの日を、今でも鮮明に覚えています。
 中学時代は水泳に励んでおりましたが、様々な壁にぶつかることも多々ありました。
 そんな中、中学3年生の頃、学校の先生御二方に別々の場所で日本スポーツ庁の新人発掘プロジェクトである「JAPAN RISING STAR PROJECT」の申込書を頂きました。
 これに縁を感じ、両親と相談をして、プロジェクトに申し込み、審査を経てパラパワーリフティングという私にとって素晴らしい競技に出会う事が出来ました。
 立命館守山に入学していなければ、出会う機会は無かったのではないかと思います。
 立命館守山中学校卒業後、立命館守山高等学校に入学し、生徒会執行部に入部致しました。高校生活はとても充実していて楽しいものでしたが、競技と学びの両立や執行部との両立に苦しんだ事もありました。国内合宿や海外遠征の直後に定期テストというようなスケジュールも何度もあったように思います。
 1番記憶に残っているのは、2019年11月に行われたイギリス合宿です。帰国した翌日が定期テスト初日でした。9時間の時差や、1週間分空いた授業とテスト勉強、合宿で行われた次回国際試合の選考記録会により、精神的不安定さを感じていました。勿論充実した合宿で、楽しさも沢山感じましたが、それと同じくらい様々な不安や苦しさを感じたように思います。帰国後も休む暇なくテストを受け、その後、東京味の素ナショナルトレーニングセンターでの国内合宿など、とても忙しい日々を過ごしました。その度に乗り越えることが出来たのは、執行部や普段の生活で私を支えてくれる友人、信頼出来て何でも相談出来る先生方。そして、何より私が「やりたい!」と言った事はなんでもさせてくれて、支え続けてくれた両親がいたからだと思っています。
 1人で乗り越えられるような強さは私にはありません。様々な方が私を支えてくれて、応援し続けて下さったことに感激と感謝しかありません。
 私にとって、パラパワーリフティングは身体面や精神面に沢山の成長をもたらしてくれました。また連盟の先輩方は、車椅子での生活知識や競技者としての様々な知識をアドバイスして下さいます。幼い頃から健常者の中で生きてきた私にとって、車椅子の先輩や友人ができたという事も、大きな変化でした。また、国際大会では、国境を越えた関わりを持つことが出来、海外選手の試合には圧倒され、世界の厳しさを知ることが出来ました。海外選手との関わりを持ったことで、国際問題への関心も増えました。
 春から、私は兼ねてより希望していた立命館大学法学部に入学致します。法学部での学びはとても忙しいものであり、両立は簡単ではないことを、大学の先生方からお聞きしました。その上で自分が好きだと感じた学びを選択し、好きだと感じる競技を持続し、周囲に感謝しつつ、今まで通りの私で楽しんで歩んでいきたいと思っております。
 コロナ禍で、自粛の日々の中、学びやスポーツの位置づけが世の中で変わっていく雰囲気をひしひしと感じました。私としても、海外研修が中止になり、国際大会が中止になり、練習場が閉鎖するなど逆境が多く、スポーツの位置づけに悩まされることもありましたが、この先も止まることなく、出来ることを続けていきたいと思っています。
 学校に対しては名残惜しい気持ちもありますが、立命館守山中学高等学校の卒業生であることを誇りに思い、前に進んでいきます。
 今日まで支えて下さった、学校関係者の皆様、本当にありがとうございました。

2021年3月1日  森崎 可林