(右)名西憓之名誉教授

2018.03.15 TOPICS

理工学部・名西憓之名誉教授が「ISPlasma Special Recognition Award」を受賞

 理工学部・名西憓之名誉教授は、3月に開催された国際会議「ISPlasma2018 / IC-PLANTS2018」において「ISPlasma Special Recognition Award」を受賞しました。

 ISPlasmaは、プラズマ分野において多大な研究実績を有する東海地域に世界中から優れた研究者が集い、先進プラズマ科学、窒化物半導体とナノ材料への応用、産業界との連携について広く議論する有数の国際会議です。

 このISPlasma創立10周年を記念し、名西教授のISPlasma / IC-PLANTSへの長年の貢献が評価され、名城大学大学院・飯島澄男教授らと共に、今回の受賞となりました。

名西先生からのコメント

 10周年を記念したISPlasma2018で「ISPlasma Special Recognition Award」を受賞しました。

 表彰の対象となった私の研究成果は、3年前のノーベル賞受賞対象となった青色発光ダイオードの材料であるGaNの親戚にあたるInNの研究に関するもので、ISPlasmaの3本の柱、プラズマ科学、窒化物半導体、ナノ材料といずれも深く関係しています。

具体的には
 (1)プラズマ励起MBE法による高品質InNの成長と真のバンドギャップの発見
 (2) 再現性のよい高品質InNの成長を可能とするDERI法の発明
 (3) 多重量子井戸の作製などInNによる量子ナノ構造の作製と物性制御
などの研究成果とキーノート講演、招待講演、チュートリアル講演、パネル討論のオーガナイズと司会
などに対する貢献を総合的に評価していただいた受賞だと思っております。

 今回の研究成果は過去20年にわたり立命館大学の研究室の学生とスタッフとともに
昼夜、土日を問わず一緒に努力してきた賜物であり、協力してくれた学生諸君、卒業生とともにいただいた賞だと考えています。

名西憓之 名誉教授
名西憓之 名誉教授

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