We are SDGs Leaders

 国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」について考えるきっかけを提供しようと、10月14日からびわこ・くさつキャンパス(BKC)で学生主催のSDGs体験型イベント「Sustainable Week 2018」が始まります。実行委員として本イベントに従事するのはBKCに所属する20名の学生。SDGsを学内外のより多くの方々に知ってもらうため、2回のプレイベント(4月:SDGsボードゲーム体験、6月:SDGsワークショップ)やアーバンデザインセンターびわこ・くさつ(草津市)で市民とのワークショップを開催するなど、2回目となるSustainable Weekに向けて取り組みを進めています。

「持続可能な社会」をキャンパスで表現

 SDGsは「Sustainable Development Goals」の略で、「誰一人取り残さない」をスローガンに、2015年の「国連持続可能な開発サミット」において17の目標と169のターゲットを掲げました。2030年までに解決すべき行動指針として、それぞれ貧困や格差をなくすこと、将来の世代も限りある資源を活用できるように開発を進めることなどを目指した、全世界が取り組むべき目標となっています。
 本イベントでは、unicefがSDGsの考え方としてあげている「People(人間)」「Planet(地球)」「Prosperity(豊かさ)」「Peace(平和)」「Partnership(パートナーシップ)」という5つの考え方を軸に、23の団体が貧困や飢餓、健康福祉やジェンダーなど各団体が関心を持つ分野について、団体が今まで培ってきた技術や個性を生かした活動とSDGs の17 のゴールと照らし合わせながら実際に行動します。

「食」を切り口につながりを創出

 2018年3月に行われた朝日新聞社主催の「第1回大学SDGs ACTION! AWARDS」で、実行委員会が取り組む「宗教の違いを超えて食べることができるSDGsカレーの開発」がグランプリを受賞。そのことがきっかけとなり、本イベントでは3つの食の企画を中心に来場者にSDGsを考えてもらうきっかけを作ります。一般参加も可能で、実行委員らは「学生が中心となって楽しくSDGsを考える関係を作っていきたい」と意気込んでいます。

<参加団体一覧>
グループ:People&Partnership 「人と人とが協力し、未知で多様性のある世界を作り出そう!」

団体名

企画内容

日時

ライフサイエンス研究会

色変化麺、人工イクラを作成、科学的な側面から食を考える

10/14

Sustainable Week

実行委員会

・宗教上の制限や、アレルギー問題を解決したSDGsカレーの提供

・SDGsのリーダーを育成する講義

10/14.15.16

10/15

FB+1

体幹トレーニングとエアロビクス体験会

10/15.16

ロボット技術研究会

学生が制作したさまざまなロボットに触れる体験会

10/14.15

STEP

持続可能な社会をテーマに、小中学生対象のプレゼンテーション大会

10/14

SOIL&SOUL

SDGsボードゲームを用いた「質の高い教育」について学ぶ企画

10/16

立命館大学AVA

大学スポーツのジェンダーや平等に関するポスター・写真の展示

10/14.15

HandWasher

花王株式会社の製品を用い、手洗いを通して水の大切さを学ぶ企画

10/14.15.16

Ein Stück Projekt

各種企画を巡ることでパフェの具材が手に入るラリー企画

10/14.15.16

Soda

イベント共有アプリ「soda」の配信

10/14.15.16

グループ:Prosperity 「馴染みのない世界を旅することから、関心を呼び起こす!」

団体名

企画内容

日時

LUSTER・Song-genics

自然エネルギーを利用したステージ&アカペラショー

10/15.16

BKCインキュベータ

BKCインキュベータに入居する企業による講演会

10/15.16

OECD学生大使立命館

「OECD Library」の活用法についてポスターやプレゼンによる発信

10/14.15.16

音響工学研究会

据え置き型のアンプ製作、および視聴企画

10/15.16

Why Japanese People

留学生の在日生活について人生ゲームを通して学ぶ企画

10/15

Sustainable Week
実行委員会

SDGsに関連する書籍をテーマとしたビブリオバトル

10/15

グループ:Planet&Peace 「やさしい世界を創るために、すべての人に環境と平和の大切さを知ってもらう」

団体名

企画内容

日時

AIOL

バイオマスプラスチックを利用したキーホルダーの設計、作製

10/14.15.16

Topas

ペットボトルにつける香りつきシールを配布し、マイボトルの活用を推進する企画

10/14.15.16

建築環境設備系研究室

空調システム「渦輪」についての説明および効果についての体験会

10/14.15.16

問題解決はSDGsを理解した後で実行委員会

世界で起こっている貧困や気候変動などの様々な問題をBKC規模に換算して展示を行う企画

10/14.15.16

TaBiwa+R

滋賀産の食材を使ったおにぎりとお茶・アイスを中高生と販売

10/14

Ritree

BKC内の樹木説明看板の設置およびクイズラリー企画

10/14.15.16

国際平和ミュージアム

太平洋戦争中、国内唯一の地上戦であった沖縄戦の写真展示

10/14.15.16

※出演団体・出展企画等は変更になる場合があります。

体験しながら身近にSDGsを感じてもらう

 「自分の興味があることについて、何も考えずにまずは体験してもらい、身近にSDGsを感じてもらう。そして、環境問題やSDGsの達成目標、社会問題への関心へと繋がってもらいたい」と実行委員の和田純矢さん(理工学部3回生)。実行委員長の切田澄礼さん(生命科学部3回生)は、「来場者には学生が取り組んでいることでもSDGsの達成目標につながることを理解してもらい、SDGsを難しく考えず、日々の行動が自然とSDGsを体現しているということに気づいてもらいたい」と話します。

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