アメリカン大学(ワシントンDC)とジョイント・ディグリーの設置検討に向けた合意書を締結

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 2月10日(水)、アメリカ合衆国ワシントンDCにおいて、アメリカン大学 School of International Service とジョイント・ディグリーの検討実施に向けた合意書に調印しました。立命館大学からは市川正人・立命館大学副学長(教学担当)、アメリカン大学側からはBass学務担当副学長が両大学を代表して調印式に参加し、和やかな雰囲気で懇談、調印が行われました。

 アメリカン大学と立命館大学は、1991年の学術交流協定ならびに交換留学協定締結を行い、教員交換、学生交換を行うほか、日本初のDual Master Degree Program(DMDP), Dual Undergraduate Degree Program (DUDP) を開設し、400名を超える共同学位取得者を、外務省、米国国務省、国際機関、国際商社、メディア等に輩出し、日本の高等教育の国際化をリードするプログラムを展開してきました。

 ジョイント・ディグリーは、2015年度より文部科学省が新たに設置を可能としたもので、両大学が緊密に連携したカリキュラムを提供し、合同(ジョイント)で単一の学位(ディグリー)を授与することで、従来に比べより統一的なプログラム運営を行って、わが国のさらなる高等教育の国際化に貢献するものです。立命館大学およびアメリカン大学は、これまでの25年間の実績の上に立って、学士(学部)課程では日本で初となる予定のジョイント・ディグリーを2018年度に設置することを目標に、協力して取り組んでいきます。

<アメリカン大学 American University, AU>
アメリカの首都ワシントンD.C.の北西部郊外にある私立の総合教養大学。初代アメリカ大統領ジョージ・ワシントンによって発案された「偉大な大学を首都に設立する」という考えに基づき、1893 年に議会の決議によって特許状を与えられた大学です。約7,000人の学部生と約3,500人の院生が所属 しており、世界130ヵ国・地域からの多くの留学生が学んでいます。キャンパスの周辺にはホワイトハウスや議事堂をはじめとして、博物館、各国大使館、省庁、国際機関、NGO、報道機関、シンクタンクなどが集積し、インターンシップやフィールドワーク等豊富な学習機会に恵まれているほか、過去、ケネディ大統領やオバマ大統領がキャンパスで演説等を行うなど、多くの著名人がキャンパスを訪問しています。
http://www.american.edu/

School of International Service(SIS):
1955年創立。国際関係学のスクールとしては全米で最大規模(学部生1,600名、大学院生約800名が在籍)で、150以上の国・地域から留学生が集う、国際性、多様性にあふれた学部です。“Foreign Policy Magazine (2014)”の“The top 25 IR programs for undergraduates, master's, and Ph.D.s”.では、学部で全米9位、大学院修士課程で同8位にランキングされています。
http://www.american.edu/sis/

立命館大学 国際関係学部
1988年設置。西日本ではもっとも伝統ある国際関係学部で、設置当初より、海外インターンシップ、オープンゼミナール大会等、国際的、先進的な教育を展開してきました。2011年度からは、Global 30の一環で、英語のみで卒業可能なGlobal Studies Major を開設、多くの留学生(国際学生)と国内学生が切磋琢磨して学んでいます。
https://www.ritsumei.ac.jp/ir/

ジョイント・ディグリー
連携する大学間で開設された単一の共同の教育プログラムを学生が修了した際に、当該連携する複数の大学が共同で単一の学位を授与するもの。
(出典:文部科学省 中央教育審議会 大学分科会 大学のグローバル化に関するワーキング・グループ「我が国の大学と外国の大学間におけるジョイント・ディグリー及びダブル・ディグリー等国際共同学位プログラム構築に関するガイドライン」) http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/houkoku/__icsFiles/afieldfile/2014/12/08/1353907.pdf

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