VR技術を効果的に活用した学習教材の開発がスタートしました

2022.04.18 TOPICS

VR技術を効果的に活用した学習教材の開発がスタートしました

 立命館大学教育・学修支援センターとSOLIZE株式会社が連携して進める「VR技術を効果的に活用した学習教材の開発」が4月14日、衣笠キャンパスで本格的にスタートしました。産業社会学部の野原博人教授のゼミ生12人が、3か月かけて、VR教材のプロトタイプを制作します。

会場の様子
VR機器

 本取り組みは、VR技術が学生の学習の質向上につながるかを教育学の観点から検証することを目的としています。その取り組みの一つとして、ゼミ生とSOLIZE株式会社が連携してVR技術を用いた理科教材のプロトタイプを制作します。実施にあたっては、アフター・コロナを見据えた教育環境の整備や新たな可能性の模索、先進的なアイデアの具体化を進めるための、本学の教学政策予算「アフター・コロナを見据えた教学高度化予算」を活用しています。

VRを体験する学生
VRを体験する学生

 主体となる学生を対象にした、VR技術に触れる体験会では、SOLIZE株式会社からVRの仕組みや特徴をはじめ、問題点や課題などをご説明いただいた後、学生らがヘッドマウントディスプレイをかぶり、スカッシュや電気回路実験を体験しました。学生にとって、実際にVR技術を学び、触れるという体験は教材のアイデアを考えるための良いきっかけとなりました。
 VR技術についてレクチャーいただいたSOLIZE株式会社の川戸氏は、VRの可能性について「VR技術は、安全に、繰り返し、何度も失敗をすることができる。また、これまでの教材では見ることができない様々な事象を可視化でき、イメージを掴みやすいのが特徴である。学生の自由な発想でVRの利点を最大限いかした学習教材の開発に取り組んでほしい」と期待を込めました。

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