つながり学習の様子

つながり学習「滋賀・草津の水害・土砂災害について」

 びわこ・くさつキャンパス(以下BKC)近隣の草津市立玉川中学校で実施されている「つながり学習」とは、5つの様々な分野に分かれてフィールドワーク等を含む学びを行いそれぞれを探求する総合的な学習時間です。今回、新たな取り組みとして玉川中学校2年生約30名がBKCを訪れ、立命館大学防災フロンティア研究センターセンター長でもある里深 好文 教授(理工学部)による「滋賀・草津の水害・土砂災害」の講義を受けました。大学ならではの大きな階段状の教室で熱心に講義を受ける皆さんの姿は、大学生さながらのようでした。

熱心に受講する玉川中学校2年生の皆さん
講義を行う里深教授と熱心に受講する玉川中学校2年生の皆さん。

 滋賀県は60~70年大きな災害がありません。しかし、これから先に災害が起こらないとは限らないため、事前の学習が大切になってきます。講義では、雨が降ると琵琶湖がどういう状態になるのか、洪水に備えるためにはどうすればよいか、草津市内にもある天井川の特徴など、事例にもとづいてわかりやすく解説されました。中学生の皆さんは映し出された映像を見ながら、真剣な表情でメモを取っていました。甚大な被害をもたらすこともある水害や土砂災害について、危険な状態はどうやって発生していくのか、命を守るために判断するタイミングが大切なこと、など災害は他人事とは思わず、我が事意識を持って知識として知っておくことも大切であることを学びました。

 講義後、「わかりやすくて、とてもためになった」「映像により濁流の怖さがよくわかった」「先生のお話がとてもよくわかった」「今日教わったことを家族にも伝えたい」と生徒の皆さんは、ハキハキと感想を述べられました。
 今後も、近隣地域の小中学校との教育連携を進めていきたいと思います。

キャンパス内を意気揚々と歩く姿
キャンパスの風景を見ながら会場に向かいました。
帰りの様子
玉川中学校まで自転車で帰りました。

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