7月10日（日）、ホテル・ハイアットリージェンシー京都において、立命館大学人間科学研究所・日本財団助成講座「フォスタリング・ソーシャルワーク専門職講座」の第3期生の修了式を開催しました。

　同講座は、対人援助分野で教育・研究実績のある本学が日本財団の助成を受け、社会福祉、家族療法、心理臨床、社会病理などを統合した関連領域の知識と国内外の先進的な理念や実践を学び、人間理解力を身につけた思慮深く行動力のあるフォスタリング・ソーシャルワーカーを養成しています。

　式では、日本財団・尾形武寿理事長、本学・野口義文副学長より祝辞が述べられ、修了証の授与と記念品が贈呈されました。その後、修了生からの挨拶や、日本財団・高橋恵里子部長と同講座の講師陣から祝意と励ましの言葉が送られました。

　同講座のファシリテーターである本学・衣笠総合研究機構 徳永祥子准教授は、「これからもこの講座を発展し、一人でも多くのソーシャルワーカーの養成とサポートに貢献したい」と語りました。

　同講座の代表を務める本学・産業社会学部 中村正教授は、「子どもの育ちを地域に根ざして支援する社会的養育を保障していくことが、今後の子育て支援の主流となっていきます。子どもの育ちについて社会が責任をもち、子育て文化を育んでいくための学びの場として、この講座を発展させていきたい」と今後の抱負を述べました。