英語開講科目 文学部

文学部 人文学特殊講義『Globalizing Japan and Its Translation II』(英語開講科目)

国内学生と留学生が日本文化を共に学ぶ

 立命館大学には、「知性を身に付け、境界を超え、ともに学ぶ」ことを重要視し、「専門的な素養」と「Borderを超えて主体的に学ぶ力」を身に付けることを目指す「学びの立命館モデル」があります。ここでは、文学部で専門教育を国内学生とSKP(Study in Kyoto Program*)の留学生とが共に学ぶ共修科目として2016年度から新しく始まった英語開講科目『Globalizing Japan and Its Translation II』(衣笠総合研究機構 鈴木桂子教授)を、授業の様子&特徴、双方の学生および先生の声などを交えながら紹介します。

*1ないし2セメスター本学に在籍する短期留学生。多くが本学学生との交換留学プログラムにより来日している。衣笠キャンパスとOICで年間200人を超える学生が学んでおり、日本語科目のほか英語で学べる科目などを受講している。

日本文化を国際的に学ぶ

留学生と共に双方向から日本文化に触れる
英語開講科目1
日本文化に興味深々のSKP生。左が鈴木先生
英語開講科目2
国内生と留学生が共に学ぶことでメリットも多い

 文学部では、大学を取り巻く国際化・グローバル化の流れなどを受け、留学生と日本人学生が英語で専門教育を共に学ぶ共修の科目群として2016年度から新しく英語開講科目を設置しました。2016年度は日本文学専攻と日本文化情報学専攻の前後期合わせて4クラスを開講しています。いずれも英語を使い古都・京都で日本文化や歴史などについて学べるプログラムとなっており、「(英語で)日本のことをもっと知りたい・学びたい」と考える留学生はもちろん、留学時などに「日本のことを聞かれうまく答えられなかったのでもっと知りたい」「これまで知っているようで、実はあまり知らなかった日本の歴史や文化を再確認するいい機会」などと考える国内学生にとっても、魅力的な内容だと言えます。
 『Globalizing Japan and Its Translation II』の授業では現在、国内学生7人、アメリカ、イギリス、フィンランド、デンマーク、スペイン、韓国からの留学生SKP生6人の計13人が学んでいます。英語開講科目ですが受講生の英語のレベルはTOEIC®IPテスト高得点取得者から日常会話程度までさまざま。学域や専攻、回生も多様で、「意欲、チャレンジ精神旺盛な学生が多い」と鈴木教授。以前から、「学内で留学生と触れ合いたい、国際感覚を磨きたいと考える学生はもちろん、留学生にも、もっと日本のことを知りたいという欲求があったようです」と鈴木教授が話すように、そうした多様なニーズに応える形で、2016年度からスタートしました。
 この授業は、浮世絵などに代表される江戸時代の文化や文学に出てくる侍や忍者が、映画やマンガ、アニメなどを通じて、グローバルカルチャーとしてどのように受容されているのかを専門的に学ぶことを目的とし、「英語開講ですが、内容的に国内学生の受講生の方が多いのではと予想していましたが、蓋を開けてみれば、留学生も多く、知識も豊富で、様々な日本文化がまさにグローバル化していることを実感します」と感想を話します。

 授業の特徴となるのは、「日本文化を日本からだけでなく、海外の視点などを交えながら学べる点。Samuraiやninjaなども国が変わればその印象や理解も異なります。それをたくさんの国の学生がそれぞれの知識、立場で考え、確認できるなど気付きがあります。そこに留学生と国内生が共に学ぶ意味があります」と鈴木教授は話します。実際に受講する留学生からは、「日本の文化を専門的に学べる授業が少ないので、とても楽しい。日本人学生はもちろん、いろいろな国の学生と日本文化についてディスカッションできるいい機会」「映画などでsamuraiやninjaを見てきましたが、本格的に学ぶことがなかったので、とても興味深い」などといった意見が聞かれ、国内学生は「100%英語の授業は他には少ないのでとても新鮮」「留学生の積極性に圧倒されながらも刺激を受けます」「侍や忍者を外国人がどう見ているかなどの感想が聞けて良かった」「次年度以降もこういう留学生と交わる授業が取りたい」などの感想を口にします。
 両者のニーズが合致し、新しいカタチでスタートした共修科目。2017年度からは対象を11専攻に広げ人文学特殊講義として13クラスを英語で開講することとなっています。また、今後は「国際日本学」と位置づけ、副専攻の体系的なプログラムとして整理していくことも検討しています。

2017年度開講予定の人文学特殊講義(英語開講科目)テーマ一覧
・Japanese culture and human development
・Introduction to Japanese Modern Literature and Culture I・II
・Contemporary Japanese society and its language I・II
・Globalizing Japan and its translation I・II
・History of Japan and Kyoto
・Chinese Literature in JAPAN
・Comparison of Japanese and English Poetry
・Introduction to Asian-American Literature
・Geography of Japan and Kyoto
・Introduction to Folklore (Study of Culture)
※履修の際は2017年度シラバス(2017年3月公開)をご確認ください。
 オンラインシラバス http://www.ritsumei.ac.jp/acd/ac/kyomu/gaku/onlinesyllabus.htm

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