衣笠キャンパス

セミナーでの竹村朋子先生
セミナーでの竹村朋子先生
セミナーでの豊田祐輔先生
セミナーでの豊田祐輔先生

 12月8日(火)衣笠キャンパス志学館にて、「若手教員のキャリア実現法オフレコ座談会 第2弾」を開催しました。本セミナーは大学院キャリアパス推進室が主催する「大学院キャリアパス支援プログラム」の一つです。

 大学教員公募では1件の公募に多数の応募者が殺到すると言われています。大学教員を目指す大学院生は将来のキャリアパス形成を見据えて、大学院生時代をいかに過ごし、どんな準備をすべきなのでしょうか。本セミナーでは、理想のキャリアパス実現のために努力を重ね、大学教員のポジションを獲得された若手教員に、自身のご経験や大学教員を目指す大学院生へのアドバイスなどをお聞きしました。セミナーでは、以下の3名の教員が講師を担当しました。(五十音順)

・竹村朋子・映像学部講師
・豊田祐輔・政策科学部准教授
・西田亮介・東京工業大学大学マネジメントセンター准教授

 初めに、各講師より自身の大学院生時代や大学教員を目指した理由、教員公募の経験、現在のポジションを獲得する上で役立ったことなどをご紹介いただきました。受講生は、それぞれの講師の経験談の中には参考にしたいものがたくさん見つかる機会となりました。また、専門や経歴等は違っても、大学院在学中から非常勤講師として早めに教歴を積んだこと、狭い専門領域に固執せずに研究に取り組んだことによりアピールできる分野が広がったことなどの共通点も有り、受講生は大学教員を目指す上でやるべきことや研究の取り組み方などへの良いヒントを得ることができました。

 各講師の体験談に続き、受講生より質問を受け付けました。研究者としてのネットワーク作りや、研究テーマをいかに広げるか、大学教員を目指す学部生や大学院生が早めにやっておくべきことや考えるべきことなどについて、講師の意見やアドバイスを求めていました。セミナー全体を通して、各講師は大学教員を目指した当時と大学教員となった現在の二つの異なる視点から率直にお話くださり、受講生にとって今まで知らなかった大学教員に求められる役割や資質を知ることのできる貴重な機会となりました。また、講師の体験談から大学教員公募の厳しさを再認識しつつ、厳しい状況に打ち勝って理想のキャリアパスを実現するためにより一層努力しようと決意を新たにしました。

 受講生からは「オフレコ座談会ということで普段聞けない話を聞くことができ、大変よい経験になりました。とても厳しい世界だということが分かり、その中でどうキャリアを形成するかを考えるきっかけになりました」「専門、分野、キャリアパスは違っても、大学院生のうちにやっておくべきことや就職活動で留意することなど共通することがありました。アドバイスを活かしていきたいです」等の感想が寄せられました。

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