総合科学技術研究機構 中西康次准教授が「第12回浅田榮一賞」を受賞

2017.11.01 NEWS

総合科学技術研究機構 中西康次准教授が「第12回浅田榮一賞」を受賞

中西康次准教授(左)
中西康次准教授(左)
講演の様子
講演の様子

 総合科学技術研究機構 中西康次准教授が「高品位・高信頼性の軟X線吸収スペクトロスコピー機器開発と革新的な電池研究への貢献」の題目で第12回浅田榮一賞を受賞し、10月26日に徳島大学にて開催された第53回X線分析討論会にて贈呈式、ならびに受賞記念講演が行われました。
 この賞は日本分析化学会X線分析研究懇談会がX線分析分野で優秀な業績をあげた若手研究者に授与するもので、中西准教授が本学総合科学技術研究機構SRセンターや高輝度光科学研究センター(SPring-8)において実施してきた放射光軟X線吸収分光解析技術開発とこれらを用いた蓄電池中軽元素成分の充放電反応解析の研究成果に対し表彰されたものです。

<中西准教授のコメント>
私は学部、大学院とも立命館大学にて学ばせていただき、学生時代から本学SRセンターにおいて放射光を活用した研究をさせていただきました。卒業後は総合理工学研究機構に所属し、SRセンターの軟X線吸収分光ビームラインにおける解析技術開発やこれを用いた学内、ならびに学外産官学ユーザーの研究支援に従事してきました。SRセンターは世界で最も小さな放射光施設ですが、太田センター長をはじめ、光源スタッフ、ビームラインスタッフ、学内研究員である先生方の不断の努力により、大型放射光施設にも引けを取らない研究を行っています。今回の受賞はSRセンターに関わる皆様の支援を受けて実施された研究・開発を評価していただいたものであり、関係者各位には深く御礼申し上げます。これに慢心することなく、引き続き世界最小の放射光施設から先進技術を創出するために研鑽していきたいと思います。

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