草津の農業に触れた半年間 ~農業から地域を元気に!プロジェクト「レコラ畑」~

2017.12.13 TOPICS

草津の農業に触れた半年間 ~農業から地域を元気に!プロジェクト「レコラ畑」~

 2017年度「環びわ湖大学・地域コンソーシアム」大学地域連携課題解決支援事業の助成を受け、サービスラーニングセンター主催課外事業である『農業から地域を元気に!プロジェクト「レコラ畑」』を6月より実施しています。
 9月には、草津農業や農家の現状を知るべく農家に寝泊りしながら農業体験をする「農家合宿」を行い、さらに11月11日(土)には道の駅草津にて草津野菜のPR活動「広がれ草津野菜」を実施しました。

農家のリアルを体験する「農家合宿」

水菜の収穫を体験
水菜の収穫を体験
最後の仕上げである包装を丁寧に行いました
最後の仕上げである包装を丁寧に行いました

 2017年9月、12名の学生が2軒の農家にお世話になり、農家合宿を行いました。畑の畝づくりから収穫・包装などの一連の流れの作業に携わらせていただき、従業員の方々とも交流しながら農作業を体験。農家の方々が、農作物を1つ作るのに、とても時間や労力や手間などかけて日々を過ごしていることを実感しました。  後日、農家の現状をさらに知るべく農家合宿に参加した学生によるインタビューを行い、12月に行う活動報告会にて“新聞”という形で参加者に配布予定です。

【参加した学生の声】
■農家合宿に参加した切田澄礼さん(生命科学部 2回生)
 今回の体験を通して、もっと若者が「農業」を身近に感じる機会を作るべきだと考えました。それは、私も今回のような機会がなかったら農業を体験することはなかったと思うからです。実際に体験することで、「農業」に関して考えさせられますし、身近に感じることもでき、野菜について繊細な生き物であるという認識を持つことができるのではないでしょうか。そういった取り組みが、日本の今後の「農業」の手助けになると感じています。

自分たちの目線から草津野菜をPR「広がれ草津野菜」

草津野菜に関するアンケート調査
草津野菜に関するアンケート調査
料理サークルmeRciによる料理販売
料理サークルmeRciによる料理販売

 11月11日(土)、道の駅草津にて草津野菜PRイベントの「広がれ草津野菜」を行いました。草津市では、農産物や琵琶湖固有の水産物を本格的なブランド化に向け「草津ブランド推進協議会」を設立し、草津ならではの価値や個性を持つ商品を「草津ブランド」として認証しているが、なかなか認知されていない現状があります。今回は、その中でも農家合宿で携わった愛彩菜や、11月に旬を迎える琵琶湖からすま連根といった草津野菜に着目し、多くの方に知ってもらい、味わってもらい、いずれは食卓に草津野菜が並んでほしいという思いで実施しました。当日は、ポスター展示や草津野菜を使ったレシピが書かれたパンフレットを配布しながら市民の方と交流をしました。
 また、料理サークルmeRciの協力のもと、琵琶湖からすま連根や草津で取れや野菜を使った「ミネストローネスープパスタ」を販売。寒い中での取り組みになりましたが、多くの方が足を止め学生の声に耳を傾けていただき、市民の方々との交流が深まる機会となりました。

【企画した学生の声】
■広がれ草津野菜企画リーダー森本大智さん(生命科学部 2回生)
 道の駅の企画を通して、地域の特産物の認知度を向上させることの難しさを実感しました。もちろん知っていて意識して食べている人もいましたが、知っている人が少なく、知っていても「気にしたことがない」、「意識して買ったことがない」という人が大半でした。自分自身も、今回の企画で初めて草津野菜の存在を知りました。こういった現状の中、私たちは草津野菜を食べてもらい、パンフレットやポスターを使って知ってもらうことで認知度向上の一助となれたのではないかと思います。今回得られた経験から新たな宣伝方法の提案等、次に繋がればと考えています。


【12月16日(土)、「農業から地域を元気に!プロジェクト」活動報告会を開催】

 アーバンデザインセンターびわこ・くさつ(UDCBK)にて同プロジェクトの活動報告会を行います。これまで学生が取り組んできた下記の「農家合宿」と「道の駅企画(広がれ草津野菜)」そして学内で畑を耕し実際に農作物を育てる「畑」の3つの活動について、成果報告を行います。
 後半では、地元農業に関心のある学生や市民の方も含めて、改めて草津農業や地産池消について考えるワークショップを開催予定です。

・詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.ritsumei.ac.jp/slc/event/detail.html/?event_id=239

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