12月10日、びわこ・くさつキャンパスで、理工学部「環境科学」(環境都市工学科岡本享久教授)の講義を行い、株式会社アキュラホームが開発した世界初「カンナ削りの木のストロー」の誕生秘話を宮沢俊哉・同代表取締役社長にご講演いただきました。
 本講義は「環境」をテーマに、最新の環境配慮技術や日本の製造業における企業倫理などについて、さまざまな企業の事例をもとに自らの考えを深める一環として取り組んでいます。今回は、木造注文住宅のアキュラホームが開発し、日本で開催された「G20大阪サミット」で採用された世界初「カンナ削りの木のストロー」の誕生秘話、近年国際的に注目を集めている海洋プラスチックごみ問題解決に向けた持続可能な取り組みについて伺いました。

校友の西口彩乃氏
校友の西口彩乃氏
大カンナで削られたウッドペーパーが配られました
大カンナで削られたウッドペーパーが配られました

 講義では、木造注文住宅を手掛け、木のスペシャリストであるアキュラホームが木のストローを開発するに至った経緯、土砂災害の被害を拡大してしまう間伐材を使っての試み、木を生かし、森を守る新たなエコシステムの可能性について「カンナ社長」のCMでおなじみの宮沢社長からレクチャーがあり、木のストローを広めることによる持続可能な社会の実現に向けた第一線の取り組みについて学生らは耳を傾けました。特に、宮沢社長によるカンナの実演では、大カンナで削られたウッドペーパーを学生らは興味深そうに触っていました。
 宮沢社長は、「木造会社として次世代に何ができるのかを考えてきた。カンナ削りの木のストローが持続可能な社会の発展、地球環境問題の改善に役立つことを願っています」とメッセージをいただきました。

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