びわこ・くさつキャンパス(以下BKC)コアステーション中央熱源改修を契機にした省エネ取り組みが、「サステイナブルキャンパス賞2020奨励賞」および「令和2年度 滋賀県低炭素社会づくり賞」を受賞しました。

 BKC内の建物11棟に冷温水を供給しているコアステーション中央熱源設備について、従来のガス吸収式冷温水機3台を、空冷ヒートポンプチラー10台とガス吸収式冷温水機2台に更新するとともに、各種自動制御による運転最適化の結果、2019年度のCO2排出量を対前年比で年間1,023t(48.6%)削減することができました。BKC全体でも約8%の省CO2を実現しており、立命館学園の省エネ取り組み史上、最も効果が大きい設備改修の一つとなりました。

空冷ヒートポンプチラー
空冷ヒートポンプチラー
ガス吸収式冷温水機
ガス吸収式冷温水機

 サステイナブルキャンパス推進協議会(CAS-Net JAPAN)が主催する「サステイナブルキャンパス賞2020」では、建築・設備部門にて奨励賞を受賞し、2020年11月14日にZoom開催されたCAS-Net JAPAN年次大会において表彰されました。

 さらに、滋賀県が主催する「令和2年度滋賀県低炭素社会づくり賞」も受賞し、2020年12月16日に滋賀県公館にて開催された表彰式には、BKC地域連携室長の田畑泉教授(スポーツ健康科学部)が出席しました。

左から三日月大造滋賀県知事、田畑泉BKC地域連携室長
左から三日月大造滋賀県知事、田畑泉BKC地域連携室長

 今回の改修および運転改善にあたっては、近本智行教授(理工学部)を筆頭に、施設管理チーム(BKC地域連携課、管財課、㈱クレオテック、野村不動産パートナーズ㈱)や技術支援チーム(㈱関電エネルギーソリューション、㈱コミッショニング企画)にて独自のエネルギー管理体制を構築し、PDCAサイクルの循環に努めてきました。サステイナブルキャンパス実現に向け、いっそうの連携強化を図り、さらなる省CO2を進めていきます。

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