2016.05.10

子供の体力・運動能力の向上にむけて

本日は、スポーツ健康科学部において、
スポーツ健康科学 日本ーデンマーク国際シンポジウム」が開催されます。
スポーツ健康科学分野の日本とデンマークのトップ研究者が集い、最新の研究成果が発表されます。この詳しい様子は、スポーツ健康科学部の公式ホームページにて公開されると思いますので、そちらをご参照ください。


先日、私の子供が小学校から持ち帰ってきた宿題に「体育の宿題カレンダー」というものがありました。(中央の絵は、滋賀のスポーツ振興をPRするキャッフィーというマスコットで、サッカーとエアロビクスが得意なようです。)



子供の体力・運動能力は下げ止まったという報告もありますが、測定項目によっては低いままだとされているものもあります。こうした状況を受け、全国各地の多くの教育委員会において、子供の体力・運動能力の向上が大きな関心事となっており、それに向けた取り組みがこれまで以上に積極的に行なわれるようになってきています。この「体育の宿題カレンダー」もその一環だと思われます。



その中身は、月替わりで紹介される体力向上の運動を家族で選んで、実施するとカレンダーにその運動の番号を書き込んでいくというものです。
私も一緒にやってみましたが、全部をしっかりと取り組むと結構な負荷となり、これを毎日するのはなかなか大変でした。しかし、毎日このうちの1つの運動を親子でするという機会を作ることは非常に重要だと思うので、この「体育の宿題カレンダー」を有効に活用していきたいと思います。

さて、このように注目されている子供の体力・運動能力の向上についてですが、スポーツ健康科学部においても、特にスポーツ教育学を専門とする教員を中心に、複数の教育委員会様と連携して、共同研究に取り組んでおります。また、体力・運動能力の量的向上のみならず、子供期の発育発達に応じた運動の質的向上についても併せて検討しております。これらの研究成果については、学会誌や学会発表さらには、本ブログにおいても発表していきたいと思います。


【ken】