2016.05.26

スマートウェアの未来(写真撮影)

先日、私の研究室の学生たちが協力してくれて研究広報用の写真撮影を行いました。今回は、このブログでも紹介したスマートウェアに関する写真撮影です。スポーツ健康科学部の研究棟であるインテグレーションコア内のトレーニング指導実習室と陸上トラックのあるクインススタジアムなどでいろいろなパターンの写真を撮りました。
 


今回の撮影の目的は、単にスマートウェアに関する研究を紹介することではなく、スマートウェアがどのように社会を変える可能性があるのかを様々な人に感じてもらうことです。大学をはじめとする研究機関では、多種多様な最先端技術の研究が行われています。ただ一般ユーザーを対象としたものの開発を考えたとき、新しすぎて受け入れてもらえないことが良くあります。“新しすぎて”だとか“世に出すには早すぎた”など、どんな分野でも新しいものを出したときにうまくいかなかった理由として良く使われる言葉だと思います。最近はニュースなどでたまに似ているものを見ることがあるかもしれませんが、「スマートウェア」は、まだまだ新しい製品や概念だったりします。ですので、実際にどのような場面で利用できるのか、それをわかりやすく表現できるように、未来の世界を写真にすることを目指して撮影を行いました。この写真は色々な広報や発表会でも使う予定です。もちろん写真にしているのは使い方や場面のほんの一例ですし、新しい技術は、最終的に使う人がその使い方を決めていいと思っています。今回の写真で興味を持ってもらい、そして、そこから「こんなことにも使えるのでは!?」と我々が考えてもみなかった利用方法に広がっていければと願っています。

撮影では、自分たちでイメージしたポーズをとりながらの撮影となり、最初は緊張して、どうしてもぎこちない雰囲気が漂いましたが、時間が経つにつれ、みんなの表情も変わっていき、より楽しそうに自然体での撮影を行うことができました。
 


屋外での撮影では、晴天にめぐまれ、いい写真が撮れました。
陸上トラックでの撮影では、何本も走ってもらうことになったのですが、さすがスポ健の学部生・院生です。熱い中、かなりスピードで全部走ってくれていました。


 (自分たちの走りをチェック)


発表会や広報媒体などに実際どの写真が採用されるかはまだわかりませんが、仕上がりが楽しみです。モデルを引き受けてくれたみんなに感謝です。また、夏には、びわこ・くさつキャンパス内にプールが完成します。完成したらまた新たなパターンの写真が撮れると思いますので、そちらも楽しみにしていてください。

naru