2016.05.31

バレーボール

先日、【ken】が住んでいる地区での丁別対抗ソフトバレーボール大会が開催され、近所の方々とチームを組んで出場してきました。チームは男女・異世代混合のチーム編成(ティーンエイジからミドルエイジまで幅広い年齢構成)で、パフォーマンスレベルもまちまちであったため、男性はネットプレイにおいてジャンプ禁止などのローカルルールが適用されました。

かつてバレーボール部に所属したことがあったため、少し余裕をもって試合に臨んだのですが、いざ試合が始まると、ソフトバレーボールはとにかくラリーが続きます。片手だけでも容易にディグが可能であるため、簡単にはボールが落ちません。また男性のネットプレイはほぼないので、強烈なスパイクヒットもなく、相手のコートをよくみて、人がいないスペースを突くといった冷静な状況判断、かつ持久力が必要とされる試合展開が続きました。

わがチームは、エースの女子中学生Mちゃんにトスを集め、ミドルエイジの我々が懸命にボールをつなぐという必勝パタンを忠実に守りぬき、事前に何も練習していなかったのにもかかわらず、準優勝の好成績を修めることができました(昨年度は9位)。
試合後、スポーツ大会では実に十数年ぶりにいただいたメダルを手に、チームメイトのみなさまと「来年は優勝を!」の合言葉とハイタッチで、会場を後にしました。


バレーボールといえば、リオ・デ・ジャネイロオリンピックへの出場をかけて、世界最終予選が行われています。女子は一足先にオリンピック出場を決め、男子もそれに続けと、連日熱戦が繰り広げられています。
試合を観戦していて、ふと球技のチームスポーツ種目のうち、男子バレーボールの競技人口はどうなんだろうと気になったので、中学生の競技人口を調べてみました。主に我が国で実施されている球技チームスポーツを「バスケットボール、サッカー、野球(ソフトボール)、そしてバレーボール」として、それぞれの男女別の競技人口を棒グラフに(公益財団法人日本中学校体育連盟の27年度調査結果より)、それぞれの競技のナショナルチームの世界ランキングを折れ線グラフに示してみました(それぞれの競技の世界組織による最新ランキングを参照)。
こうしてみると、いろいろなことが読み取れますが、特に男子バレーボールの競技人口の少なさが目立ちます。当然世界的な競技人口との比率でも検討すべきですが、少なくとも我が国の中学生男子のバレーボール人口は他の球技種目に比較して少ないが、競技レベルは世界的にみて高いと考えられます。

たしかに体格的前提条件が他の競技にくらべて大きな意味を持つ競技ではありますが、比較的少ない競技人口と競技水準を考えるとオリンピック出場に近い球技チームスポーツといえるかもしれません。

また、昨今人気がでてきた男子バレーボールを題材にしたコミック漫画や、連日満員の試合会場の様子をみていると、今後もっと多くのバレーボールをする男子が増え、かつて世界一に輝いたときのように男子バレーボールが再びメジャースポーツになるのかなと思う一方で、ママさんバレーボール(9人制バレーボール)や、ソフトバレーボール、そしてビーチバレーのような多様なローカルルールをもつスポーツとして、しっかりと根付いている状況も考えると、バレーボールは「グローカルスポーツ」として発展し、ポストオリンピックにおいてスポーツ文化の広範化にさらにその役割果たすのではないかとも思います。

何はともあれ、まずは、今夜の試合を応援したいと思います。
「がんばれニッポンのバレーボール!」



【ken】