「先輩に追いつき、追い越せ企画」第2弾(第1弾は、先週の【ippo】をどうぞ)は、大学院進学希望の4回生、大学院生(修士1回生)の登壇でした。
大学院生(希望者)ともなると“語る”内容やその深化ぶりは、ひと味ちがってきます(欲目ではないと思います)。
1回生に送るメッセージは豊かで、ユーモアも入れつつ、1回生と関わり合いながら話が展開していきました。予定の90分では窮屈になるほどでしたので、質問は、1回生1人につき1つ、シートに書いてもらいました。
(院生の話に、いきいき顔の学部1回生!)
いろいろありましたが、院生向けならではの質問とその回答の内容を紹介したいと思います。
■□■大学院進学希望の4回生、大学院生(修士1回生)に聞きました!■□■
Q1.どうして大学院に行こうと思ったのですか?
-競技を研究の面から突き詰めていきたいと思ったから。
-保健体育の専修免許を取るために、総合的に学べるところで学びを深めたいと思ったから。
-自分がしている研究が楽しくてもう少し理解を深めたいというのが根源にあったから。
-(就職活動をする中で)もう少し学生でいて、自分のキャリアや生き方を考えたいと思うようになったから。
思い立った瞬間はそれぞれでも、“もう少し…(学びを深めたい、自分を磨きたいなど”!”という気持ちは共通のようです。
Q2.大学院に進むのはむずかしいですか?
-難しくはありません。
ほぼ皆同じ答えでしたが、“大学院に進むというのが目的であるのなら非常に簡単です。…しかし大学院に進学してからの研究であったり、課題に関して言えば、簡単なものではありません。このことについてもっと知りたいという気持ちが必要でしょう”という声も寄せてくれました。
Q3.大学院生って、みんな何をしているのですか?
-自らで解決したい課題を見つけてその解決に取り組んいます。
-研究:公務員勉強:趣味=4:4:2ぐらいの割合で過ごしています。
-平日は、研究と授業に加えて、非常勤講師として高校や専門学校に行っています。
ちなみに、研究テーマは、研究科の先生や先輩・仲間とのディスカッションを通して決めていきます。ご心配なく。
Q4.学部と違って「身についてきている(と感じる)力」は何かありますか?
-学びのレベルが格段に上がっていると思っています。そして、現場で理論を実践する力。
-少人数授業ばかりなので、ディスカッションをする機会が多く、その分、考える力や論理的思考力、プレゼン能力は身に付くと思います。
-論文を読んで発表することが度々あるので、読解力や情報収集能力は身に付きます。
修士1年生で、早くもこれほどの実感があるのは、頼もしい限りです。研究活動・指導をしっかり自分のものにしてくれているようです。
(今年度版大学院パンフレット!表紙は、教職員で意見投票したりしながら決めました…)
Q5.大学院生のオススメの本は?
-外山滋比古 「思考の整理学」
-長友佑都 「上昇思考-上昇思考幸せを感じるために大切なこと-」
-Tina Seelig “What I Wish I Knew When I Was 20:A Crash Course on Making Your Place in the World”
-中室牧子 「「学力」の経済学」
-宮下奈都 「羊と鋼の森」
どの院生も示し合わせたように、アイデアの素、物事の考え方を教えてくれる本を基準に選んでくれました。
いかがですか? 大学院生やその日常生活を実際に覗いてみませんか? 各種イベントも企画しています。
学部でも、大学院でもお会いできますように。
ippo
2016.06.29