2016.07.22

ジュニアスポ-ツNO3(バドミントンの試合で学んだこと)


naoです

久々に、ジュニアスポ-ツの観戦に行っていきました(小学生の女子対象)。
これまで野球ばかり観ていましたが、今回はバドミントンの大会の様子を観てきました。
京都府南部の大会(女子の部)でコ-ト12面を使っており、試合を進行させる係員の場内放送がとても聞きやすく大変丁寧に運営されていました。

試合前、ご両親に甘えている子どもがいれば、緊張して固まっている子どもや、空きスペ-スで素振りを何度も繰り返し行っている子どもがいました。
その一人一人の雰囲気を見ていると、初めて試合に参加するのだろうな~という子どもさんがすぐ分かりました。
このような初めて参加する子どもに「勝ってこい!いいな~頑張れ!」というかけ声をかけてしまうと、子どもの緊張を和らぐどころか、さらに緊張させてしまうなと思いました。
野球などの球技と違い、一人でコ-トに出て行く勇気を必要とする競技だなと思いました。
また初めての試合で、会場での動き方が全く分からない低回生の子どもには、上級生が丁寧に対応しているところが素晴らしかったです。

今回特に勉強したことは、大人と子どもの審判の融合でした。
テニスでは、セルフジャッジ(選手自身が自陣側を判定する)法を用いていますが、バドミントンの場合は複数の審判によって判定を行うそうです。
大会によって、審判の数が異なりますが、この大会においては、上級生の子どもが主審を担当し、センタ-ライン後ろの線審に大人が2名、サイドラインの線審に2名の子どもの合計5名の審判で試合が運営されていました。
地区大会なのに審判が多いな~と感じたのですが、特にセンタ-ライン後ろの大人の線審が、場合によっては試合を止めて、子どもらにルールを丁寧に指導している場面がありました。



試合では勝ち負けも大切ですが、それ以上に子どもたちに試合を通してルールを理解させ、こどもらと共同で試合運営を行っている家庭的な雰囲気を感じました。
さらに野球などに見られる、監督やコ-チの叱咤する声など全くなく、拍手と激励の声だけが体育館内を響かせていました。

いくつかの競技では、審判の誤審や態度など(行動規範)が話題になっていますが、今回観て感じたことは、バドミントン協会の方々は教育的役割を担っておられることでした。
試合の主審を無事終えた子どもに尋ねてみると、「試合中に審判として記録すべきスコア-シ-トの書き方が難しかったです」と教えてくれました。



バドミントン経験者の方は、ぜひ各地域で開催されるジュニア大会の審判ボランティを担ってあげてほしいと思いました。