2016.09.02

御朱印ラン


naoです

スポ-ツビジネス関連の授業で「スポ-ツ・ツ-リズム」について学びます。
日本は2020年の東京オリンピックを迎えるにあたり、スポ-ツを活用した観光まちづくりを目指そうとしています。
特に全国の市町では、様々なスポ-ツイベントをスポーツ健康関連課と観光課が共同で企画しています。
以前にも報告しましたが、私が参加した福井県大野市マラソン大会の「おもてなし」は大変良かったと思います。
若者から中高年まで多くのスポ-ツ愛好者が参加する大会はマラソンばかりでなく、ロードレ-スなどにも広がっています。
1台50万円以上する自転車を車に載せ、全国の大会を回っている中高年が多いと聞きます。

もう一つ、旅行会社など積極的に企画しているのが、自然道を歩く「トレイル」です。
登山というより自然道を楽しいんでほしいというハイキング企画です。
京都では、東海自然道に標識を立て自然道トレイルをサポ-トしています。
またこのトレイルを発展させて「トレイルラン」の人気が高まっています。
既に多くの大会が全国で実施されています。
ランネット(マラソンサイト)でも、このトレイルラン企画を扱っており、かなりの人気があるようです。
旅行会社のサイトでも情報を見ることができます。



京滋地区で有名なのが、「比叡山International Trail Run」で、1200名以上を比叡山に集め、1200年の歴史を持つ修業の場(延暦寺)を走る大会(50km)です。
延暦寺(根本中堂)をスタ-トして、小野山、大尾山、仰木、横川、石鳥居、坂本(日吉神社)、根本中堂(ゴ-ル)へと累積標高3700mの過酷なコ-スとなっています。
私は、このような山々を登り降りする大会に出場する勇気はないし膝が壊れてしまうので参加しませんが、時々自分で選択したコ-スを走っています。



そこで今回、私の比叡山コ-スを簡単に紹介します。
阪本のケーブル駅の横にある山道を、急歩で根本中堂まで登ります(約40分程度)。
そこで、根本中堂をはじめいくつかのお寺を(東堂)をお参りした後、ジョックで西堂まで行きます。
お参りを済ませた後、東海自然道を使って横川までの約5㎞をジョックで走ります。
そこでお参りを済ませ、ケーブル乗り場の坂本駅(日吉神社)までの約7㎞をジョックで50~60分程度で走り降りるというものです(急ぐと膝を痛めますので、ゆっくりゆっくりと降ります)。
紹介したコ-スは、ハ-フマラソンを2時間30分程度で走れる方なら、休憩を入れながら4時間~5時間で十分楽しむことが可能です。
横川から阪本ケ-ブルまで一本道なんですが、一カ所だけ分岐点があります。
標識がないので不安になりますが、川に沿って走れば戻ってきます。



ここで、特にお薦めするのが東堂、西堂、横川の主なお寺で御朱印を頂くことです(一回300円)。
近年、御朱印集めは若者にも人気が出始めています。
トレイルランとして記録を問うのではなく、朱印帳と水筒をリックに入れ自然道や古道等をできるだけ選んで走り、寺社をお参りしながら御朱印を頂くのです。
特に滋賀県は、有名な寺社が沢山ありますので、1回のランニング(10㎞)で3ヶ所程度の朱印を頂くコースを作ることは可能です。





これを私は「御朱印ラン」と名付けたいと思います。
京滋地区の地図を見て、貴方の「御朱印ラン」のコ-スを作ってみませんか?
日本史の勉強が面白くなるかも・・・