2016.09.08

ダム建設現場におけるスマートウェア応用

本日は出張で福井県三方上中郡若狭町熊川に行ってきました.熊川は日本海と京都を結ぶ鯖街道の一つである若狭街道の要所にあり,宿場町熊川宿があります.鯖街道は昔,日本海から海産物などを京都に運ぶための物流ルートで海産物の中でも鯖を運ぶことが多かったことから鯖街道と呼ばれるようになったということです.熊川宿は国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されており,今も趣のある街並みが残っています.









残念ながら本日はあいにく雨で,良い写真は撮れませんでしたが,写真から多少は雰囲気は伝わると思います.

ここ熊川では現在,河内川ダムが建設されています.昨年,こちらのダム建設現場で,私の研究室で開発している着るだけで生体情報が計測できる服(スマートウェア)の応用実験を行いました.昨年度の実験を踏まえ,さらに進化したスマートウェアの検証実験を本年度も行いますので,その打ち合わせのために伺いました.スマートウェアはいつでもどこでも役に立つことを目指しています.この「いつでもどこでも」の中には,働いている間も含まれます.このダム建設現場では,主に屋外で作業されている作業員の方々の体調管理システムへ展開させるための種々の試みを実施しています.

打ち合わせも順調に進み,最後にダムの建設現場を見せてもらいました.写真は高さが分かるようには撮れませんでしたが,昨年度の倍ぐらいの高さまで出来上がっており,その大きさに圧倒されました.



naru