2016.10.03

スポーツ健康科学キャリアプロジェクト

 先週、1回目の授業がありました。教員にとっては、1週目の授業は、スポーツにたとえると開幕戦のような感じです。久しぶりに会う学生に、夏期の活動(学会、論文作成、調査、実験など)の成果を講義に盛り込み、適切な刺激を与えられるかどうか、非常に気になります。盛り込みすぎて消化不良にならないか?押さえすぎで刺激がすくな過ぎないか?などを考えながら、準備を進めます。というような1週間を、先生方と学生が迎えました。

 今日の話題は、表題の通り、キャリア形成です。大学院博士前期課程(いわゆるM)の授業で、「スポーツ健康科学キャリアプロジェクト」という科目があり、昨年から担当しています。必修科目でM1全員が受講しています。

 授業の冒頭に「キャリアってなんですか?」と受講生へ質問。それぞれにしっかりした回答をもらいました。

 辞書で調べると、「特に専門的訓練を要し一生の仕事とされる職業、一生の仕事」という意味が出てきます。
 もう一つは、「生涯,一生の行路;経歴,履歴」。前者は、ワークキャリア、後者は、ライフキャリアといわれるもので、人生の大半は、働くと言う意味で、両者は重なりが多くなります。
 

 「スポーツ健康科学キャリアプロジェクト」では、キャリアに関する本、キャリアを積んできた専門家のセミナーなど、本、人のキャリアを参考にしながら、受講生がグループワークをしながら、それぞれの「キャリア」を考える時間にしたいと願っています。

 未来のキャリアをどのようにイメージできるか、未来をどのように拓くのかに焦点をあててもらうため、「スポーツ健康科学キャリアプロジェクト」の名前の通り、最終報告は“10年後の未来予想図”を芝居(ビデオクリップ作成)にて表現してもらいます。

 「Mの力」を高めるひとつのしかけです。

 興味のある方は、是非、最終発表会(2017年1月19日木曜日4限目 アカデミックラウンジ)にお越しください。

 いずれにしても、人のキャリアを参考にしながらも、唯一無二の人生において、『自分自身がキャリアのコーチ・トレーナーとして自分のキャリアを育てる』ということを学ぶことができる授業にしたいと考えています。

 それから、下記のFBに受講生がキャリア、自らの研究に関わることをアップしていきますので是非お読みいただき、良かったら「いいね」をクリックしてください。
立命館大学スポーツ健康科学部・大学院スポーツ健康科学研究科公式FB
 https://www.facebook.com/rits.spoken/

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
 本日と来週の月曜日、2回生対象のオープンゼミデイが開催されます。
 また、今週は、4回生の卒業論文の中間発表会です。いよいよ、締め切りまで2ヶ月。
 最後まで、しっかり走りきってくれるでしょう!
【忠】