2017.01.08

健康運動指導士養成講習会

温かいお正月が過ぎて、新年の仕事が始まりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

本年の初仕事は先日大阪YMCAで行われました健康運動指導士講習会でした。
今回の講演は「包括的運動プログラム」と
「ロコモティブシンドロームと運動器退行性疾患」の2コマを担当しました。
参加者は120名程度で、老若男女を問わず学生から医療関係者まで
様々な職種の皆さまが参加されていました。
今回は120単位習得の健康運動指導士養成講習会の一部で
全ての方々が、これから3月の資格認定試験に向けて勉強されています。
3月試験はスポ健の学生も数名ですが受験する予定となっています。



2コマともに90分間で、包括的プログラムは健康関連体力と運動処方の実際、
ロコモと運動器退行性疾患は、サルコペニア、ロコモ、介護予防の話をしました。
受講生は120単位の取得が必要で、およそ3か月間をかけて講習を受けていきます。
1週間連続の授業が合計3回と、かなりハードな講習となります。
今回受講された方は、主にスポーツ施設のスタッフ、保健師、管理栄養士、
介護福祉施設、高校教諭、一般企業とかなり多岐にわたっていました。
どの分野でも健康づくり事業や健康経営が注目されているためと思われます。

サルコペニアは今回の大きなテーマでしたが
ウィキペディアでなんと私の論文が紹介されていました。

⇒リンク先はこちらから
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%9A%E3%83%8B%E3%82%A2

この論文は、握力や腹囲でサルコペニアを簡易に評価するものです。
2010年に体力科学に掲載された論文で、その年の学会論文賞を受賞しました。
まだ今後検証が必要と書かれていましたが、
前回にもご紹介したハワイでの研究データベースを使用し
日本人を対象とした疾患発症や総死亡との関連を縦断的に検討する予定です。
興味のある学生の皆さん、大学院を受験して是非ハワイで研究しましょう!

Good day!

sana