2017.01.09

成人の日

本日は成人の日 です。
新成人のみなさん おめでとうございます。

成人は、法律で 「年齢二十歳をもって、成年とする」と規定されており、20歳以上がいわゆる大人となります。

大人になると、お酒が飲めるようになったり、ローンの賃貸契約ができるようになったりします。一方で、国民年金の加入義務が発生し、裁判員に選ばれることもあります。当然のことながら、大人としての責任を負うことが生じてきます。

年始に、「海賊とよばれた男」(百田尚樹著)を読みました。ある日本の石油会社の創業者をモデルに書かれた歴史・経済小説です。ただ、主人公の生き方、考え方は、社員は家族である。信頼に基づいて仕事をするので、タイムカードなし、定年なし、首切りなし、という極めてまれなスタイルである。また、会社のためだけでなく、「日本(社会)」のためになるような働き方を社員に教育しているところに感じ入りました。会社は、社会のための公器である、という思想です。新成人を含め、これから成人に向かわれる方、成人式を過ぎた方にもお勧めしたい本です。

話は変わりますが、先週の土曜日に東京であった大学スポーツに関する研究会で、ある大学のスポーツ強化に携わる方より、「何よりも指導者が第一である」 という言葉を拝聴しました。先の本ではありませんが、リーダー、指導者によって人財は磨かれる機会を多く持てるのでしょう。こちらの言葉も肝に銘じておくものと深く勉強させてもらいました。成人の日からかなり年数が経ちますが、まだまだ修行を重ねる必要性と重要性を感じます。

今年も皆様からのご指導をお願いいたします。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
「一投に賭ける」上原善広著も年始に読んだ本です。ヤリ投げで世界と渡り合った溝口選手の取材を通じた回顧録です。同世代で、大学時代に試合で一緒したこと(記録は雲泥の差です)がありますが、この本を読んで溝口選手の凄まじいトレーニング、そして脳科学を意識した神経系制御への工夫はさすがと感心しました。また、ハンマー投げ・室伏選手のコーチをしていたことも初めて知り、室伏選手のトレーニング、考え方との共通点にも納得がいきました。
【忠】