2017.01.10

子供の体力向上にむけて

成人式も終わり、今日のキャンパスは、多くの学生が戻ってきて、平生の様子を取り戻しつつあります。

これまでも本ブログで報告してきた「子供の体力向上」に向けての取り組みですが、今年度の結果と分析が徐々に発表されてきております。【 智 】先生を中心とした立命館大学スポーツ健康科学部スポーツ教育学研究室と連携して子供の体力向上に取り組んでいるいくつかの教育委員会においても、今年度の結果が発表されています。なかでも、以前にも紹介した北九州市の教育委員会からは、うれしい結果が発表されています。

その結果を総合すると、
・今年度(28年度)の体力・運動能力調査結果は、前年度(27年度)の結果を上回った。
・実技測定項目別にみても、小学校は8種目中男子女子ともに7種目、中学校は9種目中男子全種目女子8種目が昨年の結果を上回った。
・全国平均との比較においては、小学校は8種目中男子3種目女子2種目、中学校は9種目中男子全種目女子5種目が全国平均を上回った。
ということのようです。詳しくは、こちらを参照ください。


これらの結果については、やはり教育委員会を中心とし、各校の先生方が日頃の指導のなかでの工夫をされた賜物であると思います。またさらに、北九州市は、この体力測定の結果のみを重要視しているのではなく、体力測定の結果を受けて、どうやって運動に親しむ習慣を身につけていくことができるかについてを何より重要視しておられ、体育科・保健体育科の授業の向上改善も図ろうとされているとのこと、今後の展開にさらに大きな期待が寄せられます。

子供の体力の向上については、3年後に迫るオリンピック・パラリンピックを追い風にして、今後ますます注目されることが予想されます。引き続き多くの教育委員会様と連携しながら、そのサポートをしていきたいと思います。





※追記
連休に「古代ギリシャ展」を鑑賞するため神戸市立博物館まで行ってきました。紀元前7000年から始まる古代ギリシャの像、壁画など325件のほとんどが国内初公開となるようで、多くの作品群に圧倒されました。なかでも、古代オリンピックに関する展示では、古代オリンピックでも競技種目であったとされる走り幅跳びの際に、両手に重りをもってその反動を跳躍距離の延伸に用いたされる「ハルテーレス」が展示されていました。資料集等の写真は見たことがありましたが、初めて実物をみることができ、意外な大きさに驚き、果たしてそれが本当に跳躍距離を伸ばせたのかについていろいろと古の競技へと思いを馳せました。また、その他の彫刻などもどれもが動感に溢れるものばかりで、充実した鑑賞ができました。古代ギリシャに興味がある方は是非行かれることをお勧めします。




写真は、帰省中に訪れた山の麓に咲き誇っていた「黄花亜麻」です。花が少ない冬から春にかけて咲くインド〜中国の山間部が原産の花で「迎春柳」とも呼ばれているそうです。まだまだ寒い日が続きますが、春が早くきますように!




【ken】