2017.03.14

高大連携プログラム〜プレゼンテーション発表会

これまでもこのブログにて紹介してきましたが、スポーツ健康科学部は、滋賀県で唯一の体育科を有する高等学校である「滋賀県立草津東高等学校」様と多様な高大連携プログラムを展開しています。具体的には、スポーツ健康科学部の教員や大学院生らによる体力測定、保健体育科授業支援、栄養学やコーチ学の出張講義、サービスラーニング、さらにはスポーツ・健康に関わる発表指導等が年間を通じて実施されております。

この日は、これらのプログラムのうち、高校1~2年生を対象に行われている専門教科の「スポーツ総合演習」のプレゼンテーション発表会が立命館大学ラルカディアにて行われました。出席したのは、草津東高等学校体育科の1年生及び2年生、教職員の方々、保護者のみなさま、そして、来賓として滋賀県教育委員会の指導主事の先生方と近隣大学のスポーツ科学を専門とする先生方と、多くの方々が出席されていました。



このような多くの出席者を前に発表をした2年生は、この1年を通じて、自らが取り組んでいるスポーツ競技や健康に関するテーマの設定、テーマに関連する知識の収集・整理、効果的なプレゼンテーションスライドの作成、発表の練習等を行なってきており、私も作成途中で生徒のみなさんの発表を見させていただき、助言等を行なって参りました。そして、高等学校内での事前審査を経て、発表会当日は、選ばれた6つの演題が発表されました。以下がその演題です。
  • 「メンタルトレーニング」〜精神面から実力をあげる
  • 「プロテイン」とは
  • 打てる選手になるには
  • 効率よく筋肉をつける
  • 競技力とメンタルの関係性
  • スポーツと汗
どの演題も、高校生が日頃アスリートとして競技に取り組む上で出てきた疑問を大切にしながら、それを調べ、自らのトレーニングや試合に生かそうとする目的が明確に設定されている発表でした。なかには、文献やWEBサイトでの渉猟にとどまらずに、実際にアンケートを実施した結果を報告したり、自らで撮影・編集した分かりやすい動画を提示して説明したり、さらには、実際に調べたことをもとに日常生活習慣の改善をはかって、その成果を報告する等、随所に工夫が見られる発表ばかりでした。


今回発表した2年生は、春からはいよいよ高校生活の集大成となる総体等が始まります。今回得られた知識や経験を、それぞれの競技さらには、将来の進路決定に活かして欲しいと思います。また、1年生は先輩の発表の様子をみて、いろいろな刺激を受けたと思います。是非、1年後の自分が立命館大学で発表している姿をイメージしながら、日頃のトレーニングを通じて感じている素朴な疑問などを大切にして、テーマの設定に取り組んで欲しいと思います。


※追記
緊張しながらも、のびのびと発表する高校生のフレッシュな姿に、私も元気をもらいました。
このブログの執筆担当も、のこすところ3回となりました。初心を思い出し、フレッシュな投稿で締めくくりたいと思います。



【ken】