2017.04.11

学びについて一言

【ken】先生から「火曜日」のブログ担当を引継ぎました【 司 】です。
【ken】先生のように学生さんの活躍を中心として、皆様に立命館大学スポーツ健康科学部の様子をお伝え出来ればと思っています。よろしくお願いします。担当最初のブログですので、どうか気楽にお付き合い下さい。
 この冬、琵琶湖周辺の寒さが厳しく、湖西の山頂にはまだ雪が残っています。その影響でしょうか今年は桜の開花が大きく遅れており、クインズスタジアムをぐるっと囲むように植樹されている桜もやっと咲き始めました。

皆さんはこの人物(写真)をご存じでしょうか。



米沢藩第九代藩主「上杉治憲(鷹山)1751~1822」です。ご存知の方も多いと思いますが、「成せばなる 成さねばならぬ何事も 成らぬは人の 成さぬなりけり」の言葉は有名で、その行政手腕を尊敬する政治家や著名人も多数おられます。私も尊敬する一人であり、学級経営や学校経営の基礎として鷹山の考えを参考としてきました。念願かなって7年前に米沢を訪れる機会を得て、上杉神社や上杉家廟所、春日山林泉寺などを散策しました。(写真はその際に撮影したものです)

 「学び」に関して、新入生(在学生)の皆さんに一言。
鷹山は儒学者の細井平洲から学問を授かるのですが、その中に「学思行相須つ(がくしこうあいまつ)」という教えを徹底して受けています。意味は、「学び、考え、行動することの三つがそろって、初めて学んだことになる」という意味です。学んだ学問の意味を自ら解釈をしてその真理を追究し、そして実践をすることで真の学びがあるという事です。鷹山の行った多くの改革は、この考えが基礎となっていたのだと思っています。

4月1日の新入生歓迎式典で伊坂学部長先生から「未来を拓く力(創造する力)」として、①問題を見つける力(考える力)「総合、学際、分離融合の学び」②解く力(論理的な思考力)「理論と実践」③諦めない人間力(知・徳・体)「小集団教育の徹底」の大切さの話がありました。新入生(在学生)の皆さん、「理論と実践」を大切にして頂き、スポーツ健康科学部の4年間で本当の意味での「学び」を経験して、培った「学びの成果」を社会人として実践される事を期待しております。