2017.07.03

エコシステム

先週の朝食実習は、基礎演習のGクラス(【Joe】先生担当)でした。

今回は、出張のため、大変残念ながら欠席となりました。集合写真はab研M1の宮Kさんにとってもらいました。


ということで、『今日のひと言』は、「なし」であったかというと、そうではなくて、パワーポイントに音声ファイルを貼り付けて、メッセージを送らせていただきました。
(ab研の皆さん、いつも無理なご対応に感謝しています。)

『今日のひと言』は  エコシステム   です
最近、良く聞くようになった言葉に、エコシステム(ecosystem)があります。
もともとは、「生態系」を意味する言葉ですが、ビジネスで使われるエコシステムは、「収益活動協調体制」「特定の業界全体の収益構造」として定義されているようです。言い換えると一つの企業単独で収益を考えるのではなく、業界全体を俯瞰した上で、関係する複数の企業が協調することで、業界全体の収益構造を維持、発展させていこうという考え方です。

 例えば、プロ野球を例にとって考えてみると、球団ごとに、それぞれの特色があり、異なるファン層があります。球界全体の発展を考えると、1つの球団だけが毎年毎年、優勝することを想定すると、その球団関係者、ファンにとっては、喜ばしいでしょうが、球界全体としての力が弱まり、プロ野球人気そのものにかげりを見せ、毎年優勝するチームにとっても業績悪化につながります。
そうならないように、戦力の均等を考えたドラフト制度、セリーグ・パリーグともに盛り上げるための交流試合など、球団同士が協調することで、社会全体がプロ野球への関心を高めることになり、プロ野球界全体の盛り上がりに貢献することになります。
 このように、「生態系」を意識した、大きな連関と循環を考えてみることは、その業界、分野、組織の長い目でみた発展のためには必要です。もちろん、生態系が大きな環境変化による影響を強く受けるように、世の中の大きな流れ、社会環境の変化にも意識した対応(適応)が常に求められます。

 ものごと全体を大きな俯瞰図に描き、さらにその中での関連性、外的環境、時間経過などを考えて、「系」としてとらえることは、今後益々重要になってきます。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
その1 B-Labメンバーのメンバー増加。昨年から始まりましたが、新規に1回生を迎え賑やかになりました。金曜日の朝、楽しく身体を動かしています。


その2 ISPGR2017(フロリダ州 フォート・ローダーデール)にて、研究室のM2 S寶くんがポスター発表を行いました。初の国際会議で緊張したようですが、しっかりと議論できたようです。

最後の写真は、今回参加の本学関係者です。

【忠】