2017.07.07

優れた芸術家は模倣し、偉大な芸術家は盗む

Hitomiです。
週末に妹夫婦&両親が愛知から滋賀へ遊びに来てくれました。
甥っ子(7ヶ月)が可愛くて仕方なく、すっかり伯母バカです。



しばらくはこの子の写真を見てニヤニヤしてしまいそうです。スマホを眺めながら気持ち悪い顔をしていても、決してさぼっているわけではありませんので、あしからず。
“かわいい写真を見ると集中力がアップする”という研究もあるくらいですから、むしろ生産性向上ための秘策です。
※Nittono, H. et al. (2012). The power of kawaii: Viewing cute images promotes a careful behavior and narrows attentional focus. PLoS ONE, 7, e46362.

しかし、この甥っ子君、すごく動き回ります。ベビーカーに載せてもバタバタと両手両足動かして元気いっぱいです。これは運動神経に期待できそう…将来はスポ健かな!?あとは勉強、頑張れ!!

というわけで前置きはこのへんにして、今週は基礎演習のディベート大会の様子をご紹介します。

基礎演習ではこの時期、後期のゼミナール大会に向けて論理的に考える力や議論する力を身に着けるためにクラス対抗のディベート大会が行われます。
私は今回「オリンピック開催地の分散化(Aクラスvs Bクラス)」と「救急車の有料化(Fクラスvs Gクラス)」の2つのディベートを拝聴しました。
おそらくほとんどの学生がディベート初体験なのでしょう。どの班も、相手からの質問にあたふたしながらも熱弁をふるっていました。



やっぱり聞いていて面白いのは、同じような内容をしゃべっていても、話し手の態度やしゃべり方、目線、言葉遣い…そういった要素で説得力がまったく異なってくるということです。
「この子たち、すごくするどい事言っているのに、もったいないなぁ~」と思うこともあれば、「当たり前のことを言ってるのに、先行研究を丁寧に紹介しているおかげで説得力が増している…」という驚きもあったりして、新鮮な気持ちで楽しむことができました。

ディベートは“言葉のスポーツ”と言われることもあります。スポーツで練習して技術が向上していくのと同じように、議論もスキルをつければより良いものにしていくことが可能です。
きっと今はまだ人前でしゃべったり自分の意見を述べたりすることが苦手という人も多いでしょう。それでもこれを機に、人を観察し、真似し、技術を盗んで自己研鑽に励んでもらいたいと思います。
幸い、お手本になる先生はいっぱいいます。もちろん先輩でもいいですから、ぜひ一人、二人ロックオンして、その人の“議論のスキル”を盗んでみてください。

議論に関しては私もまだまだ勉強中。授業で沈黙してしまって一人であたふたすることも多々あります。
Joe先生やJin先生みたいな、流暢で熱意のこもったトークができるようになりたいです。

Hitomi


P.S. あっ、今日は七夕ですね。各地で大雨の被害が続いていますが、今夜くらいはすっきりと晴れてほしいものです。皆さまの願いが天に届きますように。