2017.07.17

ライフ・シフト (Life Shift)

先週の朝食実習は、基礎演習のAクラス(【Hitomi】先生担当)でした。(Hitomi先生は、金曜日担当のブロガーです。いつも視点が面白く、毎回楽しみに読ませてもらっています!)


このクラスが、朝食実習の最後。いつも切り身の大きな鯖が印象的で、美味しく頂いてきました。Ab先生始め、Ab研のみなさん、ありがとうございました!お礼申し上げます。

さて、最終回の『今日のひと言』は  ライフ・シフト (Life Shift) です。
グラットン・スコット著(池井訳)の本です。副題には、100年時代の人生戦略とあります。

日本人の平均寿命は世界的にみて、トップの水準にあります。日本に限らず、平均寿命は、各国とも年々延びてきています。もうすぐ、平均寿命が100歳になることもそう遠くありません。この本は、そのような、人生100年を迎えるにあたって、従来のような3ステージ型(教育を受けるステージ、働くステージ、引退のステージ)のような発想では、うまく人生を過ごせなくなるので、「新しい生き方」の考え方を示した本といえます。是非、読んでみてください。

 その中で、これからテクノロジーの進化も急激におこります。そのような変化が起これば、当然、仕事(職種)も変わり、仕事のやり方も変わります。そのような時代にあって、「仕事の未来」を考えると、

人間しかできないこと(人間固有の能力) を伸ばすしかありません。
では、それは何かというと、2つのことをあげていました。
①複雑な問題解決の能力 専門知識 帰納的推論 コミュニケーション
②対人関係と状況適応の能力

 ①については、「経済的価値は製造ではなく、イノベーション」という指摘もありました。iPhoneについて説明しましたが、この製造コストは全体の20-30%と言われています。部材の費用、組み立て費用です。残りはというと、このiPhoneを考えたアップル社の利益とその他です。つまり、イノベーションを起こした方が、経済的価値が高くなっていると言うことです。アップルが工場を持っていないといことは有名ですが、知らない学生が意外と多かったです。さらに、iPhoneの部材などの7割ぐらいが日本製とも言われています。

 日本もこれから、イノベーションを起こせる人財がますます求められます。そのような人財に、スポ健学生もなってくれるでしょう。

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朝トレから研究室に戻る途中で見つけた、写真撮影の様子です。
私は上手く撮れなかったので、Joe先生から写真をもらいました。良い写真です!おそらく、学部紹介のパンフレットなどで使われると思います。
【忠】