2017.08.04

圧倒的感謝っ……!

Hitomiです。
今週頭に誕生日だったので(かの有名なハリーポッターと同じ日です)、例の張り紙を出していただきました。去年は学会で不在で送っていただいたので、実際に体験するのは初めてです。嬉し恥ずかし。
同僚の先生から「おめでとう」なんて言ってもらえるのは論文が通った時と就職が決まった時くらいだったので、血反吐を吐くような努力もなしにお祝いの言葉をいただくと「いやいや、ほんと、ただ過去に生まれたってだけですから…」と感謝以上に恐縮です(笑)
でも、1年に1回くらいこういう日があるのもいいですね。この場を借りて恐縮ですが、ありがとうございました。


さて、今日の話題。
昨日のshino先生の記事でもありましたが、早稲田塾のイベントで私も模擬講義をさせていただきました。

私がやったらむしろ応募者減るんじゃ…と一抹の不安を抱きつつ、「それは私が考えることではないッ」と開き直っての1時間。
マネジメントコースの模擬授業ということで、集団意思決定と社会的手抜きに関する内容にしました。
ざっくり言うと「個人でやるよりチーム(集団)でやったほうが成果は上がるはず」と信じがちですが、ちゃんと集団を理解して、気をつけるべきところを気をつけないと生産性は簡単に下がってしまうよ、というお話です。
参考図書は以下の2点。
亀田達也(1997) 合議の知を求めて―グループの意思決定, 共立出版 
釘原直樹(2011) グループ・ダイナミックス ―集団と群集の心理学―, 有斐閣

一方的に話しっぱなしでは受講生も退屈だろう…ということで、個人&チームで実際に古典的な研究で使われていた問題を解いてもらいました。


クイズを解く課題なので、shino先生のグループワークとはまたちょっと違った雰囲気だったかもしれません。
けっこう正解にたどり着いていたチームがあってびっくりです。

大学時代、授業でいろいろな実験の話を聞くのが私はとても好きでした。日常的な疑問をいかに実験状況に落とし込んで検討するのか…という先人達のアイデアそのものに、高校時代に思い描いていた“頭の良さ”のイメージを大きく覆されたものです(もちろん、高校の授業も「もっと勉強しておけばよかった!」ということばっかりですが)。楽しい反面、自分の研究となるとそこが難しくて大変なところになるんですがね…。

単に調べたり覚えたりするだけではなく、自分で考えて検証する楽しさがちょっとでも伝わっていたらいいなぁと思います。

Hitomi