2017.12.03

ロビン・フッド

今週はノッティンガムで開催されていたBASES(The British Association of Sport and Exercise Sciences)カンファレンスに参加してきました。

ノッティンガムはイギリス中部にある街で、イメージしていたよりもずっと小さく静かな街並みでした。かの有名なロビン・フッド伝説でも有名な街です。

BASESのカンファレンスは、通常スポーツ科学(運動生理学やスポーツバイオメカニクス)が中心の学会のようですが、今年はFEPSAC(European Federation of Sport Psychology)と合同で開催されたため、トレーニング科学の中でも、スポーツ心理学に関連したトピックの発表が目に付きました。

スポーツ心理学のセッションでは、リオオリンピックでの選手に対する心理サポートの逸話や選手帯同における苦労話など、スポーツ指導の関係者はメモを取りながら熱心に聴き入っていました。

運動生理学の分野は発表のトピックがとても幅広く、アスリートに対するトレーニング方法の検討から一般の中高齢者に対するダイエット目的の運動処方の検討まで様々で、何を見に行くべきか迷うくらいでした。



本学会では研究室の博士後期課程のとりっぴー君が小学生の疾走能力を身体組成や力学的観点から調査した結果をポスター発表しました。また、学会会場では現在ドイツに学外研究中のO塚先生にもお会いすることができました。
この学会でも立命館大学の名を知らしめた(?)ことと思います。

学会会場となっているカンファレンスセンターはノッティンガム大学の中にあります。ノッティンガム大は敷地がものすごく広くて、移動が大変でした。ノッティンガム大学は1881年にノッティンガム市内で初の市民大学として始まった由緒ある大学のようです。建築物も歴史を感じる佇まいで、ゆっくりとした時の流れを感じながらも厳かな雰囲気を感じる素敵なキャンパスでした。

学会2日目が終わったので、これから電車に乗ってバーミンガムに移動します。

satoshi