成人は、大人になる、ということで、大人の役割を果たす側にまわった新成人を祝ってくれます。
平均寿命は、戦後、急速に伸びているのはごぞじの通り。
はじめて男女ともに50歳を越えたのが、1947年、その4年後には、男女ともに60歳をこえるようになり、今では、男子80歳、女子85歳にも到達しています。この間、成人の年齢ラインは、20歳のまま。つまり、大人として生活するのが年々伸びてきています。
これから人生100年時代となると、80年間大人として生活することになります。
以前読んだ、「本物のおとな論」 外山滋比古 著 (2016) を思い返してみて、
『大人になる』ということはどうゆうことか?振り返ってみました。
同書のなかで、
【大人の生活】 忙しくない人は、仕事のスタイルをつくりにくい。
ブラブラしている人間には、生活のスタイルができない。
忙しく、つらい仕事を夢中になってやりとげているうちに、おのずから、
スタイルができる。 人はそれを人柄というかもしれない。
大人といわれる人にはそれぞれのスタイルをもっている。
【大人の会話】 落ち着いて 考えて ゆっくり 低い声 で話す
【大人の育成】 団体生活 経験(失敗、不幸、苦難など)
【大人の愛情】 バカ正直ではダメ 他人を応援 相手を大切(衝突回避)
『野暮、幼稚ではない。この2つの意味を兼ねるのが“大人”である』
という表現もあり、一筋縄でいかないのが「大人の極め方」ですね。
『威張らず 自己中心的でない 自分の頭で考える 生活が大人をつくる』
このような大人で満ちあふれるようになることを願っています。
新成人のみなさん、おめでとうございます! 是非、素敵な「大人」を目指してください。
これから成人される方、大人への準備を進めてください。
既に大人になっている方、それぞれの「おとな論」を考える日にしてください。
素敵な大人が素敵な世の中をつくる!
<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
いよいよ修士論文の提出期間が近づいてきました。いつも言っているように締め切り日は、提出日ではない、と決めてかかって、余裕を持って丁寧に提出してください。
卒論発表会も来週です。卒論生は「晴れの舞台」をしっかり決めてください。
【忠】