2018.03.24

卒業おめでとう

 弥生三月は、琵琶湖を渡ってくるこれまでの厳しい寒風から穏やかな陽光に包まれ、学生の多くが4年間の学窓から新しい社会に、これまでとは大きく異なる環境に旅立っていく別れの季節でもあります。送り出す教職員や後輩にとっては、これまでゼミや課外活動で共に慣れ親しんできた教え子、先輩達と別れる寂しさをかみしめる時でもあります。

卒業おめでとう。卒業生にとっても、4年間勉強にあるいはクラブ活動でお互い切磋琢磨した友人達とも分かれがたい思いがあることと思います。時に群れあい(睦みあい)、競い合い、助けあった仲間達、今後二度と会う機会がないかもしれないけど、BKCで過ごした日々はきっと鮮やかに蘇ることがあると思います。

 方丈記や平家物語で語られているように変化していくこと、遷ろうこと、出会いと別れは普遍の真理であり、“人の世に不変なものは変化のみ“といったことを聞いたことがあります。とどまることなく、尻込みせず、移り変わる新たな環境に積極的に”一歩を踏み出す勇気“をもってもらいたいと思います。皆さんは、これからの人生において”立命館大学スポーツ健康科学部卒業“を一生背負って行くことになります。どのような職場・環境においてもIntegrity(高志)、Challenge(挑戦)、Original(独創)、Research(研究)、Effort(全力)をしっかりと胸に刻み、辛抱強く自らの可能性を広げていってください。活躍を祈っています。(老ブロガー・ハル)