2018.04.15

オランダでの研究生活の振り返り

オランダでの滞在もカウントダウンに入った頃、大学院生が中心になって送迎会を僕のために開いてくれました。家族全員誘っていただいて、家族全員分のプレゼントまでいただきました :)

振り返ってみるとこの半年間、多くのことを学びましたが、実験の手伝いや、実験データのディスカッションを通じて、多くのことを院生と共に学んだような気がします。

マーストリヒト大学の院生は、皆それぞれ自分の研究課題について熱心に文献を読んだり、積極的にデータのディスカッションをすることは当然のことながら、他の院生の実験も積極的にサポートし、それを通じて学ぶことも重要であると皆が認識しています。



研究は、論文発表や学会発表など、目立つ部分のみに焦点が当てられがちですが、実際には地道な作業も多く、失敗しては別のやり方で再挑戦の繰り返しで、ある意味退屈で地味な作業でもあります。

そこはそこで淡々とこなしつつも、マーストリヒト大学の院生は実験データについて色々と議論し合う事の楽しい側面もきちんと認識しています。これには驚きました。

こういった自主的な学びや議論の楽しさを院生に指導して獲得させるのは容易な事ではありませんが(そもそも指導することではないのかも)、日本の研究室内でも情熱を持って研究に取り組むことの重要性を伝えていきたいと思います。

Dr. van Loonをはじめとして、研究室の皆には本当にチームの一員として日々接してもらい、研究のミーティングから実験実施まで一緒にできたことを誇りに思うとともに、これからも研究室間の交流をより深めることができるように、僕自身も努力していきたいと思っています。

僕のブログも今回で最後となります。
お付き合い頂きありがとうございました!

satoshi