2018.05.11

京ラフランと留学のオカネの話

またまた金曜日なってしまいました。毎週ブログのネタをどうしようかと悩んでおります。かつて New Order(イギリスのニューウェーブバンド、古い。。。)は、Blue Monday という曲を作りましたが、僕は最近 Blue Friday です。。。

まあ、とにかく今週もなんとかしなくては。


というわけで、今朝奥さんが買い物に行ってきて面白い野菜を買ってきました。


「京ラフラン」という野菜です。どうやら京大と京都市が共同で開発した新野菜らしく、ネットの情報によれば、生では大根の味がし、茹でると甘みが出て苦味やアクがないので様々な調理方法に合うそうです。まだ自分では食べてないのでわかりませんが、とりあえずそういうことだそうです。


さて、こんなことを書いても「だから何?」ということになるので、今日は少しだけ留学の話をしたいと思います。立命館大学には「いつか海外で学位を!」と考えている学生さんもいるかと思います。そこで切実な問題は、(もちろん頭も大事ですが)いわゆる「先立つ物」です。


僕はアメリカの大学院に行きました。アメリカ(を含め海外)の大学に行くのはとてもお金がかかります。交換留学程度ならまあなんとか日本の学費+渡航費+現地の生活費でなんとかなるのかも知れませんが、フルタイムの学生で数年間行くとなると、とんでもない金額になります。特にアメリカの学費はめちゃくちゃ高いです。例えば、僕はコネチカット州の州立大学(University of Connecticut)で言語学の博士課程に入りましたが、一年目の学費+寮費は 3.7 万ドルくらいでした(1ドル = 100 円でも 370 万円。。。)。ただ、アメリカの州立大学の学費は、その大学がある州の外から来た学生と州内の学生には大きな差があります。留学生である僕は前者になりますで、その分割高です。それでも州立大学というのは日本の国公立大学にあたると思うで、アメリカの学費が日本のそれに比べると高いことがわかります。また私立はもっと高いです。特に有名な MIT やハーバードに行こうと思ったらエラいことになります。


さて、お金がないと留学できないのかというとそういうことではなく、いろいろ方法があります。実は先日実家に帰ったらフルブライトジャパンからお手紙が来てました。今年のフルブライト奨学金の募集が始まったようです。僕自身もアメリカ留学の時はフルブライト奨学金をもらいました。非常に競争率の高い奨学金なのでラッキーだったと思います。


ちなみにフルブライトを含め他にもロータリー財団などいろいろ奨学金があります。しばしば日本では将来返さないといけないものまで奨学金と言っていますが、そういう返済義務のあるやつは学生ローンと呼ぶべきだと思います。時々その「学生ローン」で大学に来てるくせにサボって単位の取れていない連中がいますが、どういう心積もりなんだろうと思います。まあそれはさて置きフルブライトやロータリー財団がやっている奨学金は返す必要がありません。


しかしそれらの奨学金だけでは全てをカバーできないので、アメリカの大学院は学費免除(tuition waiver)の制度やティーチングアシスタント・リサーチアシスタント(TA/RA)をすることでお給料がもらえる制度があります。僕自身も学費免除で TA/RA をやったので、実際のところ全部タダでした。ただしこういう条件で入ろうと思えば結構頑張る必要があります。 


ちなみにフルブライト奨学金はオンラインでの事前登録が必要です。 5/31 までやっているそうなので、アメリカの大学院を考えている学生・院生さんは応募してみてはどうでしょうか?