2018.06.08

質問に答えます

どうも、金曜日の嶋村です。ネタに相変わらず困っていますが、先週 ES をやってくれている学生さんがいろいろ質問してくれて、それをブログで答えて欲しいとのことでした。具体的には、「学生時代にやっててよかったこと・やっておけばよかったこと」、「どんな音楽が好きか」、「子育てに関して」などでした。まあ僕の音楽の趣味を知って誰が喜ぶのかわかりませんので、最初の質問の「学生時代にやっててよかったこと」に答えたいと思います。「やっておけばよかったこと」はまた別に機会に。。。


「学生時代にやっててよかったこと」

・英語の勉強

僕は何も考えずに適当に受験をして経済学部に入ってしまいました。そこで全然馴染めず大学から足が遠のき、気づけば典型的なダメ学生になっていました。その中でも語学の勉強だけはやっていたと思います。洋楽が好きだったのもあるのですが、英語だけはそれなりに勉強していました。後々専攻を言語学にしてアメリカの大学院に行ったり論文で英語で書いたりすることになったので、まあ最初は現実逃避っぽくやっていた英語ですが、それはそれでよかったのかなと思います。


・一人でぶらぶらすること

どうも大学の雰囲気が苦手だったので、経済学部時代は一人で行動することが多かったし、その方が性に合っていました。そのおかげで、一人で美術館に行ったり本読んだりしていろいろ内省することが多かったように思います。まあこれは向き不向きもあるし、学生生活を充実させる要因が人それぞれ違うので、誰にでも勧めるわけではありませんが、僕はこういう時間が今の自分にとってよかったと思っています。(ま、それなりに人付き合いはしていましたが。。。)


・いろいろ音楽を聞いたり本を読んだりしたこと

多分ある年齢で聞かなければいけない音楽とか読まなければならない本ってあるんだと思います。そういうものに共感したり何かを感じ取ったりすることができる年齢には「臨界期」的なものがあるのではないかと勝手に思っています。例えば、サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」を 30 代や 40 代で初めて読んだって、若い頃にそれを読んだ人が感じたものを得られるかどうかわかりません。。。音楽は僕の場合特殊で、たまたま Radiohead と Rage against the Machine (イギリスやアメリカのロックバンド)を聞いていたから、僕が今専門として研究している言語学(生成文法)を知ることになりました。まあ詳細は割愛します。。。ちなみにこれらのバンドは最近それほど聞きません。歳を取ったのだと思います。


まとめると、英語をやっていたから後々の研究生活で英語でそんなに困らなかったし、一人であれこれ考えたりするのが好きだから研究生活が自分に合っているし、洋楽を含めマニアックな音楽を聞いてたから言語学をすることになった。というわけで、それぞれは全く関係ないのですが、今から振り返ってみると点と点がつながっていることがわかります。Steve Jobs がスタンフォード大学の卒業式のスピーチでも言っていましたが、自分が今やっていることが将来何の役に立つかなんて言うのはなかなかわからないものです。将来役立てるつもりである学部に入ったのに全然関係ない仕事に就いたというのは結構あるのではないでしょうか。だけど、そこで学んだことは何かしらの形で将来役立つのかも知れません。大学の勉強もその他の経験も、とりあえず頑張ってやってみることをお勧めします。点と点がつながる時が来るかも知れませんよ。


最後に「子育てに関して」ですが、今娘は 3 歳 3 ヶ月になりました。今はこんな感じです。最近、お絵かきや紙を切って何かを作ったりと創作活動が止まりません(アーティストっぽいサングラス)。家がもれなく散らかります。。。