2018.06.16

史実に触れ、自分のこととして考える

今日も今週の基礎演習のことに触れたいと思います。
今週はスポーツ健康科学部のO先生、K先生のクラスとも合同で「立命館大学国際平和ミュージアム」を訪問しました。
https://www.ritsumei.ac.jp/mng/er/wp-museum/index.htmlに訪れました。
既にshino先生も記載されていますので、そちらもご確認ください。
https://www.ritsumei.ac.jp/shs/blog/archive/?arcm=2018-05


今回国際平和ミュージアムでお世話になったボランティアの代表の方から、
インターネットでなんでも検索できる時代に、
過去にあったものを自分の目で見て確かめてほしいということ、
そして、自分自身の問題として考える
自分であればどうするかをぜひ考えてほしいというお言葉を頂戴しました。

博士課程にいたころ、大学の本キャンパスにある博物館で、
大学と戦争をテーマにした展示の期間があり、足を運びました。
学内で歩く、まさに同じ道を通って学生たちが戦争に向かったこと、
そして、故郷を離れ学ぶ学生たちが、戦地に赴く前日、研究室の教員の家庭に集った写真、
戦地から家族や教員にあてた手紙などが並んでいました。
何れの手紙にも、限られたスペースに、細かい、本当に細かい字で大変丁寧に書かれていました。
今でも母校の本キャンパス行くと、この道を歩き戦地に向かった学生たち、あるいは先輩がいたことを必ず思い出します。

社会人大学院生のころには、大学から戦地に向かった学生たちに思いを馳せましたが、
今回は、学生たちと国際平和ミュージアムに訪れたことで、
親元にも帰れない学生たちを戦地に送り出した大学教員としての先人たちのことを考え、
これまでとは違った感情がこみ上げてきました。

国際平和ミュージアムでは、O先生から大学の施設の施設として、国際平和ミュージアムが存在する重要性や
卒業するまでに、家族や友人たちと何度か訪問してほしいというお話もありました。
また、オリンピアンとして活躍する卒業生のお話をもとに
国際舞台に立った時に、その場所の歴史を知っているかどうか、オリンピアンとして活躍する彼はまだまだ他国の歴史を知らないと思われているようです。
アスリート達だけではなく、マネジメントをする者として、あるいは研究者としても
国際舞台に立つことは幾度とあります。
その場所の歴史を知っているのかは私にとって大変重い問いかけとなりました。
無知と学びの浅さを知るばかりです。


写真はO先生のお話を聞く1回生@国際平和ミュージアム
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください。


#遅刻もなしに全員集合
#熱心に見学
#ミュージアムの見学マナーはもう少し
#オリターさん、AAさんは大忙し