2018.08.08

「社会に貢献するプロスポーツビジネスの展開」

こんにちは。


先週末のオープンキャンパスでは、大勢のみなさんがスポーツ健康科学部の企画に
お越しくださいました。


ありがとうございました。


私は、4日の土曜日、学部企画のトップバッターで模擬授業をさせていただきました。


「社会に貢献するプロスポーツビジネスの展開」


ドラッカーは、
「事業の目的は顧客の創造である」と言います。


それは、企業はそれぞれの事業領域で社会に貢献し、人々を幸せにすることが使命であり、
そのプロセスを通じて、その人は顧客になる。
その企業の事業展開によって幸せになる人が多ければ多いほど大勢の顧客を創造する。
そして、その結果、利益を得、その利益をまた、新たな顧客の創造に投下する、ということを
意味しています。
これまで企業の目的とされてきた「利益の追求」は目的ではなく結果であり、その結果に至る
プロセスこそが重要である、と言っているのです。


ですから当然、プロスポーツにも社会に貢献する使命があります。


今日の社会は「個」が重視される社会に変化してきました。
企業社会においても、私たちのプライベートな生活でもです。
それは言い換えると、人と人との繋がりが希薄な社会になってきた、ということです。
しかし、人は独りで生きていくことはできません。
そんな社会でスポーツは、みんなでする、観ることを通じて、人々に「繋がり」を提供します。
プロスポーツのゲームが行われているスタジアムやアリーナで、みんなで応援することで、
人々は感動、喜び、笑顔、そして時には悔しさを共有します。
それは、人と人との繋がりです。
社会は人が創っています。
その社会を構成している人々が繋がり、お互いが理解し合うことは、社会が円滑に機能する
うえでとても大切なことです。


プロスポーツをはじめ、スポーツは社会に対して、こんなに重要な役割を果たしているのです。


これがスポーツの「公共性」です。


健全な社会に健全な企業が存在し、健全な企業に働く人々がみんなを幸せにする商品を生産し、
その商品を消費した人々が健全な社会を形作る。
この好循環の実現にスポーツは大きな役割を果たしているのです。


スポーツって素晴らしいでしょ。
この素晴らしいスポーツを、いろんな視点から、スポーツ健康科学部で、私たちと一緒に勉強
しませんか。


Apollo