2018.09.08

ジェロントロジー×スポーツ

研究の相談があり、恩師を尋ねてきました。
この研究室は、ジェロントロジー(=加齢発達学)に基づき、
成人、中高年を対象としたマスターズスポーツの研究とプロモーションによって
理論と実践を体系化を進めている研究室です。

私が研究生として在籍していた一年間に、
ラグビー元日本代表のK選手がラグビー競技を対象に
マスターズ競技への可能性を研究していました。
彼が日本代表時代、私もラグビー関係の仕事に携わっており、
大学の研究室で再会することにお互い驚きました。
現在K選手は、ある大学で、K先生、そしてK監督になっています。

この研究室は、マスターズ甲子園の大会事務局でもあります。
金足農業高校の活躍に沸いた全国高等学校野球選手権大会(甲子園大会)は
今夏、100回大会を迎えました。
2007年に出版された「ジェロントロジースポーツ」によると、
全国には約200万人の元高校球児がいて、
毎年約5万人が甲子園の土を踏むことが無いそうです。
仮に、甲子園に出場しても、ベンチ入りできる人数は限られていますから、
甲子園大会でプレイできるの高校生は、毎年わずかな人数ということになるでしょう。
高校時代に追いかけた憧れを手にするための舞台を創り出し、
人、地域、社会、未来を育て発展させるのが、マスターズ甲子園です。





私も何回かマスターズ甲子園の大会中に足を運んでいますが、
最初は驚きの連続でした。
試合に加え、開会式、プラカード、吹奏楽と甲子園大会の再現率は高く、
元高校球児が、家族という大切な人とグラウンドで
キャッチボールができるプログラムも用意されています。




甲子園の舞台で、マスターズの世代を輝かせるのは、現役学生の力です。
マスターズ甲子園は、数多くの学生ボランティアの力で運営されています。
興味のある方は、マスターズ甲子園のホームページをご覧ください。
マスターズ甲子園ホームページ http://www.masterskoshien.com/





写真はマスターズ甲子園のパンフレットとポスター、そして大学からの景色
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください。

#今年のマスターズ甲子園は11月10日、11日
#学生ボランティアの延べ人数は1万人
#最近は元プロ野球選手も参加し始めています。