2018.12.03

実証実験

先週の土曜日、BKCにて、遠隔操作による自動車の走行実験がありました。
この日は、補講日で、キャンパスには学生さんも大勢いましたので、注意喚起のコーンが並べられ、大勢のスタッフが安全管理のため配置されていました。

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運転席を覗いてみると誰も座っていません。助手席には、安全担保のため実験者が乗っていましたが、実際に車を運転しているのは、少し離れた建物の中にいる人。いわゆる画面を見ながら(周囲の状況を見ながら)、テレビゲームのような操作にて、遠隔操作で自動車を走らせています。

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もちろん、公道ではなく、キャンパス内の閉じたところでの実験ですが、将来的には、遠隔での自動車運転、完全自動運転の時代がやってくるのを目の当たりにしました。

テクノロジーは、サイエンスの裏付けが必要であるとともに、そのテクノロジーが社会に実装されたときに、社会全体、社会システムがどのような影響を受けるのかについてのデザイン思考が必要になっています。さらに加えれば、人の五感に迫るアートの発想も求められる時代であると感じます。

スマートフォンが誕生したのが、2003年頃。社会の仕組みが急激に変化したのを実感しています。車の自動運転、遠隔運転で、どのように変わっていくのか?興味とともに、その影響にも注意を払っていく必要があります。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先日、MITメディアラボの石井教授のセミナーを聴くことができました。
クリエイティブな力として、「独創」「協創」「競創」がある、というところが印象的でした。

【忠】