こんにちは、かわいです。
先週の金曜日は、「東京2020に向けた心理サポートの最前線」と題して、
JISS(国立スポーツ科学センター)から佐々木先生をお招きして研究会でした。
大学院でプレッシャーについて研究されてのち、JISSでのプロジェクトに参加されたとのことです。
現場で活かすということに熱い想いを持っての参加で、実際のトップアスリートの方にお話を聞く、
アスリートに向けての講習会、心理サポートなど多岐にわたる活動をされています。
プロジェクトでは、自国開催のプレッシャーについてインタビュー調査をもとに
結果をまとめられていました。
これまでに明らかになっていることとして、想定していない逆境にどう対応して打ち勝つかが
極めて重要という知見に一つの収斂点が見られ、それにそくして個別の事例を質的研究なさいました。
アスリートからの「一般原則ではなく事例を示してほしい」という声に応えて、実際に
事例を具体的にお返ししていく研究の姿は丁寧で学ぶことが多いものでした。
やはり事例の持つ具体性がそれを受け取る選手が主体的に学んでいくトリガーになるのでしょう。
(自分だったらどうなるだろう、自分ならどうするか)
トップアスリートの方が試合の「瞬間」にどのようなことを感じるのか、そしてそれを
どのような「ことば」に結実させるかは、まだまだこれからの研究領域とのことです。
生理面や運動物理面に心理面が加わることで、さらに「スポーツが強くなる」ということを
学んだ1日でした。
かわい