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2016.09.23

2016.09.23

川崎助教が2016年度日本放線菌学会浜田賞を受賞しました

このたび、微生物化学研究室の川崎 崇・薬学部助教が、「放線菌が生産するユニークなポリケチド生合成酵素に関する研究」で、日本放線菌学会の2016年度 浜田賞(研究奨励賞)を受賞し、201698日に東京大学農学部で開催された2016年度大会において、受賞式および受賞者講演が行われました。浜田賞は、放線菌研究の進歩に寄与する優れた研究を成し、なお将来の発展を期待し得る会員に授与される賞です。








放線菌は、昨年に 北里大学特別栄誉教授 大村智教授がノーベル賞を受賞されるきっかけとなったエバーメクチンなどの駆虫薬、抗生物質や抗癌剤、免疫抑制剤に代表される医薬品をはじめ多種多様な有用物質を生産する微生物です。

今回、川崎助教は、放線菌Streptomyces sp. 2238-SVT4が生産するアングサイクリン系抗生物質の生合成遺伝子の取得および解析とメチレンを介した二量体構造を有する芳香族ポリケチドの形成に関与するユニークなメチレン架橋酵素の解析等の研究が評価されての受賞となりました。